最先端のデジタル技術が集う国際展示会「シーテック2024」が15日、千葉市の幕張メッセで開幕した。国内外合わせて808の企業・団体が出展。人工知能(AI)をはじめとする最新技術を活用し、暮らしを便利にしたり働き方を変えたりする製品やサービスに触れられる。
初日午前は招待客ら限定の公開で、一般向けは午後から。主催する電子情報技術産業協会(JEITA)の津賀一宏会長(パナソニックホールディングス会長)は開幕式典で「AIとどのように向き合い、課題解決に生かしていくのかが求められる新しい時代に突入した」とあいさつした。
出展企業などの多くがAI関連の展示を予定しており、講演会も開かれる。スタートアップ(新興企業)や大学など、次世代の担い手が集まるゾーンには、過去最多となる188社・団体が出展する。
今年は初めて、自動車メーカーなどが移動手段に関する製品やサービスを披露する「ジャパンモビリティショー」と合同で開催。シーテック参加企業との交流や、来場者の多様化が期待されている。
18日までの期間中、シーテックだけで10万人超の来場を見込んでいる。