オークランドFCは14日、酒井宏樹が2024−25シーズンのキャプテンに就任したことを発表した。
今年3月に創設され、2024−25シーズンよりAリーグ・メン(オーストラリア国内リーグ)に参戦するオークランドFC。現地時間19日に行われるブリスベン・ロアーとの開幕節を前に、7月に浦和レッズから加入した酒井がキャプテンに就任することが決定した。なお、副キャプテンはジェイク・ブリマー、トミー・スミスの2名が務める。
クラブはキャプテンに任命した酒井について「経験豊富な日本代表選手は、過去にFIFAワールドカップに3度、オリンピックに2度出場した。ヨーロッパサッカーの最高レベルでプレーした経験も持ち合わせており、クラブにとって初めてのシーズンを率いる役割に就いた」と説明。また、酒井本人は次のように意気込みを示している。
「このチームのキャプテンに就任することに伴い、その責任と誇りを感じています。オークランドFCを率い、シーズンを通してチームを導く上で重要な役割を担うであろうジェイクとトミーを含む才能豊かで献身的なチームと一緒に仕事ができることに興奮しています。僕たちは今後の課題にともに立ち向かい、サポーターに誇りを感じてもらう準備はできています」
1990年4月12日生まれの現在34歳の酒井は柏レイソルの下部組織出身で2009年にトップチームデビューを果たした。右サイドバック(SB)の主軸として活躍すると、2012年夏にはハノーファーへ完全移籍。その後、フランスの名門マルセイユを経て2021年夏に浦和へ加入すると、同クラブで公式戦通算96試合出場5ゴール6アシストという成績を残し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇などに大きく貢献した。
柏レイソル在籍中にレンタルで加入したモジミリンを含め、自身4つ目の海外クラブで腕章を託された酒井。今後の活躍に期待がかかる。