ドナテラ・ヴェルサーチェが「慈善活動の預言者賞」を受賞　LGBTQIA+支援団体の継続に貢献

　「ヴェルサーチェ（VERSACE）」のクリエイティブディレクターのドナテラ・ヴェルサーチェ（Donatella Versace）が、イギリスのブレナム宮殿でガリレオ財団が主催した「信仰と慈愛活動のサミット」で慈善活動の預言者賞（Prophets of Philanthropy Awards）を受賞した。

　ガリレオ財団は、ジョン・マカフリー（John McCaffrey）が2017年に設立した非営利団体。カトリック教会の使命と能力を強化し、聖座の取り組みと教皇の使命を支援することを目的に、キリスト教コミュニティへの支援や教皇の主要な取り組みを推進するプロジェクトへの資金調達を行っている。また、2022年10月にはフランシスコ法王の承認、法王の国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿、ローマ教皇庁科学アカデミー総長ピーター・トルクソン枢機卿の参加を得て第1回の信仰と慈善活動のサミットをバチカン市内で開催した。
　慈善活動の預言者賞は、献身的な慈善活動の功績を称える賞で、信仰と慈善活動のサミット内で授与される。ドナテラ・ヴェルサーチェは、LGBTQIA+の人々の健康で平等な社会の一員として活動できることを目的に50年以上活動する「LOS ANGELES CENTER」への支援や、団体のグローバルアンバサダーとしての活動を評価され、受賞に至った。賞は英国版「ヴォーグ（VOGUE）」の元編集長のエドワード・エニンフル（Edward Enninful）から手渡された。10月11日の国際カミングアウトデーに更新されたインスタグラムでドナテラ・ヴェルサーチェは、「私の良き友であるエドワード・エニンフルからガブリエル財団の慈善活動の預言者賞を受け取ることができ、大変恐縮です。特に今日のような国際カミングアウトデーは、世界中のLGBTQIA+コミュニティに声を与え続け、誇り高い同盟者であり続けたいという気持ちを奮い立たせてくれます。この栄誉を与えてくれたガリレオ財団に感謝します」とコメントした。