【ラグビー】日本代表FW陣が浦安と合同練習「まとまって組めた」16日から宮崎で全体合宿

ラグビー日本代表のFW陣が15日、千葉・浦安市内でリーグワン1部の浦安D−Rocksと合同練習を行った。

FWが関東圏、BKが宮崎と分離で行う3日間の合宿の最終日。スクラムやラインアウトで体を当て、一部始終がファンにも公開された。23年W杯フランス大会も経験したフランカー下川甲嗣（25＝東京サントリーサンゴリアス）は「チーム内でやる時は、相手がやっていることを、ある意味分かっている。相手が何をしてくるか分からない状況でやるのがメリット。相手のプレッシャーがある中で、いかに自分たちのスキルを100％出すか。対戦相手の分析はしないといけないですが、その中で自分たちのスキルを100％出さないと捕れるボールも捕れない」と気を引き締めた。

前日14日には同じくリーグワン1部の横浜キヤノンイーグルスと合同練習。実戦的な練習でセットプレーに焦点を当て、プロップ茂原隆由（もはら・たかよし、24＝静岡ブルーレヴズ）は「（スクラムで左プロップの自身が）外に流れてしまっていた。フッカーに寄れなかったけれど、最後は坂手（淳史）さんだったりのアドバイスもあって、まとまったスクラムを組めました」と手応えを得た。

16日からは宮崎でBKと合流し、全体で26日の世界ランク3位ニュージーランド戦（神奈川・日産スタジアム）へ調整していく。スクラムにこだわる茂原は「そこで崩されたら、オールブラックスのやりたいことを全てやらせてしまう。僕らFWは『絶対に止める』と思っています」と力を込めた。【松本航】

◆秋のテストマッチ

◇10月26日　対ニュージーランド（世界ランク3位、日産スタジアム）

◇11月9日　対フランス（同4位、フランス・サンドニ）

◇16日　対ウルグアイ（同17位、フランス・シャンベリー）

◇24日　対イングランド（同5位、英ロンドン）

※ニュージーランド戦はリポビタンDチャレンジカップ2024、欧州遠征はリポビタンDツアー2024として実施