【AI予想・菊花賞】前走で大崩れしていない事が好走条件!? 波乱の可能性も示唆する人工知能の本命候補

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2024年10月15日 19:00  netkeiba

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菊花賞に出走予定のショウナンラプンタ(c)netkeiba
 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。

 今週の重賞競走は土曜日に富士ステークス(GII)、日曜日に菊花賞(GI)が行われます。その中から京都競馬場で行われる菊花賞を取り上げます。まずは過去の傾向から。

 過去10年の菊花賞での前走着順別成績を見ていきます。過去10年の菊花賞では前走で3着以内に好走していた馬が9勝2着9回3着9回と結果を残しています。その中でも前走が菊花賞のトライアルの神戸新聞杯(GII)かセントライト記念(GII)だった馬が、7勝2着6回3着5回となっています。前走でメンバーレベルの高い菊花賞トライアルに出走し、きっちりと上位争いに絡んでいる馬には一定の評価を与える必要はあると言えそうです。

 前走で4着以下だった馬は1勝2着1回3着1回と3頭が馬券に絡んでいます。この3頭は前走で神戸新聞杯、セントライト記念のいずれかに出走し、4番人気以内の支持を集めていました。加えて、皐月賞(GI)や日本ダービー(GI)で4着以内に好走した実績を有していました。前走4着以下から巻き返すには、一線級が相手でも互角に戦える能力を備えている事が条件になりそうです。

 続いては、過去10年の菊花賞における前走クラス別成績です。過去10年の菊花賞では前走でGIIに出走していた馬が8勝2着8着3着6回と22頭が馬券に絡んでいます。この22頭の内、21頭が前走で神戸新聞杯かセントライト記念に出走していましたので、前哨戦を使われて順調に調整が進められている馬に分があると言えそうです。

 一方、前走で3勝クラス以下の条件戦に使われていた馬は1勝2着1回3着4回。好走するチャンスがないわけではありませんが勝率2.0%、複勝率12.0%と低調な数値となっています。ただし、前走が3勝クラス以下の馬でも前走の距離が2200mだった場合は、1勝2着1回3着3回で勝率9.1%、複勝率45.5%となっています。複勝回収率も250%と優秀な数値になっていますので、前走で条件戦に出走していた馬については、その時の距離によって取捨を決めた方が良さそうです。

 それでは早速ですが、今週の菊花賞でAIから導き出された火曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。

◆人工知能は波乱の可能性も示唆

ショウナンラプンタ

 前走の神戸新聞杯で3着に好走。4角で2番手以内にいた馬でワンツー決着となった一戦でしたが、その流れを中団から差し込んで3着に食い込んでいます。負けはしたものの展開面を考えれば十分に評価できる内容だったと言えるのではないでしょうか。

 2歳時に出走したホープフルS(GI)では折り合いに難しい面を見せていましたが、前走の神戸新聞杯はスムーズな走りでしたし、ひと夏を越して大分大人になった印象です。今ならば3000mでもそれほど掛かる事はなさそうです。能力的には通用していいモノがある馬ですし、自身の力を出し切れば上位食い込みがあっても不思議はありません。

メイショウタバル

 3月の毎日杯(GIII)を6馬身差で快勝し、一躍クラシック候補となった本馬。しかし、期待された皐月賞では折り合いを欠いて17着と大敗。その後は日本ダービーを予定するも直前のアクシデントで出走できずと春のクラシックは不完全燃焼に終わっています。

 仕切り直しとなった前走の神戸新聞杯では、スタート後にジワッと行かせて1コーナーでハナへと立ち、その後はマイペースの逃げ。皐月賞の時のような暴走気味の逃げではなく、リズムよく走れていた印象。直線では後続の追い上げを凌いで重賞2勝目をマークしています。今回は3000mへの距離延長や同型との兼ね合いなど課題はありますが、リズムよく走ればここでも上位に入るだけの能力はありますし、力を出し切れずに終わってしまった春のクラシックのリベンジに期待したいところです。

ヘデントール

 ここまで6戦4勝2着1回の成績を残す本馬。唯一の着外は3走前の青葉賞(GII)での8着。このレースでは出遅れて後方からの競馬を余儀なくされた上に、直線は上がり勝負になってしまったのが敗因。その後は2勝クラス、3勝クラスを快勝していますし、青葉賞は参考外の一戦と言えそうです。

 前走の日本海S(3勝クラス)でもスタートでヨレる面を見せていましたが、すぐに中団へつけていましたし、その後はスムーズな立ち回りを見せていました。直線では残り200mあたりで先頭へ立ち、そのまま後続を突き放して3馬身半差で勝利。日本海Sから菊花賞というローテーションは昨年の勝ち馬ドゥレッツァと同じですし、相性のいいローテーションと言えそうです。まだ底を見せていない魅力がありますし、GIメンバー相手にどのような走りを見せるのか注目したいところです。

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