元テニスプレイヤーの松岡修造(56)が15日、都内で開かれた「ローランギャロス・ジュニアシリーズbyルノー大会オープニングセレモニー」に登場し、男子テニスの錦織圭(34)とのトークセッションで、指導していた当時のことを回想した。
【写真】並んで笑顔の松岡修造&錦織圭
少年時代、松岡が代表を務める「修造チャレンジ」に参加し、松岡から指導を受けた錦織。当初の印象について「修造さんは大きいですし、怖いイメージは正直ありました」と吐露。「でも、合宿に参加させてもらって世界に羽ばたけたのですごい感謝してます」と語った。
松岡は「修造チャレンジ」の合宿を振り返り、「その時はですね、僕も本気だったっていうか、厳しかったんですよ。夜も11時までやってましたから。今は9時まで。それを3年間。1番僕がタフな時にいたのが、ほんとによく…」と言いかけ、即座に「すいませんでした!」と謝罪していた。
少年時代の錦織のテニスの才覚について、「僕が教えたら下手になる。彼に対してよりきつく技術的にテクニックを教えたら彼はマイナス方向に行くなと思ったので、一切テクニック的なことは教えてません」と当時から個性を放っていたことを紹介。
錦織は「1番学んだのは、目標は世界に置いとかないとダメっていうところから教えてもらって、その目標を立てる大事さと、メンタルの弱さも指摘されながら、もちろん技術的に教わったこともたくさんありました。そういうところはすごく感銘を受けました」と語った。
世界110ヶ国5500 以上のホテルを展開するアコーが、世界最高峰の4大テニス大会(グランドスラム)の1つである全仏オープンを開催するローランギャロスと提携し、初アジア大会を2025年、東京で開催する。そのアンバサダーを錦織が務める。