職場は仕事をするために行くのであって、宗教勧誘の場所ではない。にもかかわらず、同僚に布教しようとする人は少なくないようで、実際に勧誘を受けた人から困惑したエピソードがいくつも寄せられている。
埼玉県に住む50代男性は、高校生の時、たった5日間の短期バイトをしているときに宗教の勧誘で散々な目に遭ったという。(文:林加奈)
「今日は親戚が来るから帰る」と言っても帰してもらえず…
当時、バイトが終了した後日、マネージャーから「大切な話がある」と呼び出しがあったという。同じバイトのグループだった仲間全員、日付をずらしての呼び出しだった。
「私が一番で行ってみると宗教の集まる家で数時間勧誘。私が『今日は親戚が来るから帰る』と言っても帰してもらえず、バイトでマネージャーと一緒にいた社員も信者で1番目に呼び出された子は怖くて入ったそうです。何を言っても帰してくれず仕方ないから『入ります』と言ってやっと解放されました」
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高校生相手に入信の約束をさせるまで帰してくれないのは悪質極まりない。大人でも嫌になるのだから高校生ならなおさら怖い思いをしたはずだ。嘘でも「入ります」と言うしかなかっただろう。
「『正式に入る為の儀式が数日後にあるから駅に何時』と約束されましたが、行きませんでした」
と、当然の対応を取った男性。最終的には「電話がしつこくかかってきましたが母親に断ってもらいました」と、無事に逃げ切れたことを明かしている。
一方、千葉県の50代女性は、「宗教に熱心」な会社に就職してしまった事があり、
「家庭環境その他を見て勧誘できそうだと判断するとロックオンされる。宗教のイベントや会合の手伝い、広報誌の購入、寄付…疲れました」
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と、仕事と関係ない活動を強要されたことを振り返った。何を信じるかは個人の自由だが、職場に信仰を持ち込むのは控えるべきだろう。
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