“伊勢崎市・飲酒運転3人死亡事故” 遺族「長い戦いになったとしても3人の無念を晴らしたい」　前橋地裁が「危険運転致死傷」への訴因変更許可　裁判員裁判で審理へ

群馬県伊勢崎市で飲酒運転のトラックに衝突され2歳の男の子ら3人が死亡した事故で、逮捕・起訴されたトラック運転手の起訴内容について、前橋地裁が、より刑の重い危険運転致死傷の罪への訴因変更を認めたことが分かりました。

この事故は今年5月、伊勢崎市で飲酒運転のトラックが対向車線の乗用車に衝突し、▼塚越湊斗ちゃん（2）と▼父親の寛人さん（26）、▼祖父の正宏さん（53）の3人が死亡したものです。

前橋地検は今月11日、トラックを運転していた鈴木吾郎被告（70）の起訴内容について、過失運転致死傷の罪から、より刑の重い危険運転致死傷の罪への訴因変更を請求していましたが、前橋地裁がきのう付で、この訴因変更を認めたことが分かりました。事件は今後、裁判員裁判で審理されることになります。

湊斗ちゃんの母親はさきほど、代理人弁護士を通じて「これから長い戦いになったとしても、何もできなくなってしまった3人の無念を晴らしたいです」とコメントを発表しました。