人気アニメ「夏目友人帳」美術スタッフ死去　公式が追悼

漫画「夏目友人帳」の公式X（旧ツイッター）アカウントが16日、アニメ版の美術スタッフ渋谷幸弘さんの死去を受け、追悼した。

15日、代々木アート・プランニング有限会社石垣プロダクション株式会社GAKIproAstudioは「取締役　澁谷幸弘が令和6年9月15日持病の悪化により東京都内の病院で永眠いたしました。満63歳でした」と報告した。

訃報を受け、漫画版の公式アカウントは「渋谷幸弘さまのご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。アニメ『夏目友人帳』第1期より美術の柱としてご活躍し、物語をあたたかく、優しく、美しく息づかせてくださいました」と振り返り「心よりご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。

また、アニメーション制作会社「朱夏」もコメント。「夏目友人帳の1期からずっと共に走り続けてくださった、美術の渋谷幸弘さんが先月15日に永眠されました。少し強面だけれどユーモアがあって話好きで、何よりも作品や美術に対して真摯に向き合われていました」と渋谷さんの人柄をしのび、「寂しくて仕方ありませんが、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼した。

「夏目友人帳」は2003年の「LaLaDX」7月号に読切として掲載され、今年で二十周年を迎えた漫画家緑川ゆき氏による人気漫画。アニメ版は08年7月から第1期がスタートし、現在第7期が放送されている。