松本オーナー×石橋師タッグ 菊花賞で18年前メイショウサムソンの“忘れ物”をつかみ取る

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2024年10月16日 11:45  netkeiba

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神戸新聞杯を制したメイショウタバル(今年9月撮影、ユーザー提供:GOLD船さん)
「メイショウ軍団」が11年ぶりのJRA平地GI制覇なるか。神戸新聞杯を逃げ切ったメイショウタバル(牡3、栗東・石橋守厩舎)が、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)で初のビッグタイトル獲得を狙う。

 メイショウタバルは父ゴールドシップ、母メイショウツバクロ、母の父フレンチデピュティの血統。母は石橋調教師が騎手時代に最後の勝利を挙げた馬。伯父のメイショウカンパクは12年の京都大賞典を制している。

 ここまで7戦4勝。3走前の毎日杯は道悪も味方につけて6馬身差の圧勝。一気にクラシックの有力候補に名乗りを上げた。しかし、皐月賞は抑えが利かずにハイペースの大逃げとなって17着大敗。さらに日本ダービーは左後挫跖で出走取消と、春は不完全燃焼に終わった。そんなうっ憤を少し晴らしたのが前走の神戸新聞杯で、リズム良く逃げての押し切り。2つ目の重賞タイトルを獲得するとともに、菊花賞に弾みを付けた。迎える大目標の今回は3000mへの距離延長が大きなポイントとなる。

 オーナーにとっても力の入る一戦となる。松本好雄オーナーの所有馬が中心となる冠名「メイショウ」の馬は、これまでにJRAの平地GIを9勝。障害ではメイショウダッサイが21年に中山グランドジャンプを、Jpn1ではメイショウハリオが昨年の帝王賞を制しているが、JRAの平地GIは13年エリザベス女王杯のメイショウマンボを最後に勝ち星から遠ざかっている。

 そして菊花賞には悔しい思い出がある。06年に二冠馬のメイショウサムソンが参戦。単勝2.0倍の1番人気に支持されたものの、4着に敗れて三冠を逃したのだ。メイショウタバルを管理するのは、メイショウサムソンの主戦を務めた石橋調教師。松本オーナーと石橋調教師のタッグが、18年前の忘れ物をつかみ取ることを期待したい。

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