『ジョーカー2』は“いま”の時代だからこそ刺さる ネタバレ考察のヒント到着

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2024年10月16日 12:21  cinemacafe.net

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『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
ホアキン・フェニックス主演、共演にレディー・ガガを迎えた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称『ジョーカー2』)が、10月11日、全国368劇場、889スクリーンにて日本公開。10月14日までの累計興行収入約4.5億円、動員約28万人を記録し、週末公開作品洋画初登場1位となった。

10月4日、日本に先駆けて全米2万5,788スクリーンで公開を迎えた本作は、週末3日間で興行収入4,000万ドル(約59.2億円)を超え、2作品連続のNo.1スタート。さらに、66の国と地域で初登場No.1となった前作を超え、世界77の国と地域でオープニングNo.1を記録した。

前作に魅了されたファンはもちろんのこと、新たにキャストとして加わったレディー・ガガにも期待を寄せる多くの観客で週末の劇場は賑わった。


日本より1週前に世界中で公開された本作について様々な感想や考察が飛び交っているだけに、“衝撃のラスト”を自身の目で確かめようと劇場に足を運ぶ観客で溢れかえっているという。

SNSには「ホアキンの神がかり的な演技」「まだ賛/否はっきりしないが色々喰らったのは間違いない」「時代の鏡、前作公開後の今を映してる」「何度も何度も見たくなる、考察しがいのある作品」「正真正銘の完結編」「衝撃のラストってこういうことか、もう一回観にいく」「先入観無しで観て欲しい」などのコメントとともに、日本中でも様々な感想や考察が発生。

多様な解釈を伴う作品であることから、すでに再度劇場に確かめにいくリピーターも多く、“観客の声で完成する映画”本作は間違いなく今年最大の衝撃作。まさに“この危うい時代だからこそ必要な作品”として日本でも注目を集めている。


本作は、通常の2D上映(字幕版・吹替版)のみならず、五感を刺激する【4D吹替】、そして極上の音響と映像美を満喫できる【Dolby Cinema®】【ScreenX】【IMAX®】といったラージフォーマット上映が充実。IMAXのフィルムカメラで撮影された本編を没入感のある映像体験で堪能できる。

サスペンス、ラブストーリー、コメディ、歌唱、アニメーションなど様々な演出のある本作。ラージフォーマット鑑賞ならではの没入感がプラスされることで、まさに究極の“世紀のショー”と呼ぶにふさわしい、ジョーカーが仕掛ける狂乱の世界を楽しめる。

さらに日本語吹替版では、前作から引き続きジョーカー役を担当している平田広明、リー役の村中知といった日本を代表する声優に加え、ジョーカー愛が強すぎるがゆえにハービー検事役に抜擢された山田裕貴の声の出演も見どころ。

『ゴッドファーザー』シリーズなどで知られるフランシス・フォード・コッポラ監督は、「彼(トッド・フィリップス監督)は常に観客の一歩先を行き、彼らが期待することを決してしない」と本作の挑戦を高く評価している。

鑑賞した方へ…ネタバレ考察のヒント
あなたが目撃したのは真実なのか? 観客たちの証言で完成する“ピエロのメイクをした”映画をより楽しんで考察するためのヒントを紹介する。

主人公ジョーカー目線で観るか、私たちのようなリーや群衆たちの目線で観るか。サスペンス、ラブストーリー、コメディ、ミュージカル、アニメーションなど様々な演出と共に、トッド・フィリップス監督は多くの解釈ができる作品を創り上げた。

監督が用意した多くの仕掛けに観客は翻弄され、映画の中だけでなく私たちにも“ジョーカー”が広がっていく、そんな意味がタイトル『フォリ・ア・ドゥ』には隠されているという。『ジョーカー2』はまるで、ピエロのメイクをした作品なのだ。

★考察1:モニターに映るカートゥーン
ジョーカーの妄想なのか現実なのか、その境界線を区別する上で1つのヒントになり得るのは、モニターに映るカートゥーン。この仕掛けに気づくかどうかでジョーカーという存在の行く末だけでなく、映画の捉え方そのものが180度変わってしまう重要な鍵。

★考察2:ジョーカーを法廷で追い詰めるハービー検事
ジョーカーを法廷で追い詰めるハービー・デント検事。『ダークナイト』でも登場した原作「バットマン」シリーズの人気キャラクター“トゥー・フェイス”である。ジョーカーの狂乱はハービーにも感染するのか? そして『ダークナイト』とのつながりは何らか示唆されているのかにも注目。

★考察3:ラストソングは、すべての観客へ向けたメッセージ
エンドロールで流れるダニエル・ジョンストンによる名曲「True Love Will Find You In The End」(いつの日か本当の愛に出会える)。その歌詞にも要着目だ。いまこの危うい時代に必要なものとは一体何なのか、トッド・フィリップス監督からのメッセージを受け取ることができるだろう。

【トッド・フィリップス監督からのメッセージ】
2018年に『ジョーカー』を制作し始めた時点では、これほど大きな反響を世界中に呼ぶとは想像もしていなかった。
ホアキン・フェニックスと私は続編について話したことはあったが、真剣に考えたことはなかった。アーサーの物語に対する観客の反応を見て、状況が一変した。

しかし、やるからにはフルスイングで思いっきりやらなければ、という思いがあった。
クレイジーでぶっ飛んだ、ジョーカー自身のような映画を作りたかった。
そこでスコット・シルバー(共同脚本)と私は、アイデンティティの概念をさらに掘り下げた脚本を書いた。
アーサー・フレックとは誰なのか? そして、彼の中に常に存在していた音楽はどこから来たものなのか?
――トッド・フィリップス(監督/共同脚本/製作)
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は全国にて公開中。日本語吹替版・字幕版同時上映<Dolby Cinema(R)/ScreenX/4D/ULTRA 4DX/IMAX(R)>。

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(シネマカフェ編集部)

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