米Google傘下のYouTubeは10月15日(現地時間)、アップロードされた動画が本物のカメラで撮影され、生成AIなどで改変されていないことを示す「カメラで撮影」表示を開始した。クリエイターが設定しておくと、プレーヤーの下の概要欄に「このコンテンツの作成手段」という項目に「カメラで撮影」と明示されるようになった。
「このコンテンツは、カメラなどの録画デバイスを使用して撮影されました。」とも表示している。
GoogleでC2PAプロダクトリードを務めるシェリル・ハンナ氏はLinkedInでこれを発表した(YouTubeの公式ブログなどでの発表はない)。
同氏はこの機能を、「未編集動画に対するC2PAコンテンツ資格情報のサポート」と説明する。
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サポートページによると、自分の動画で「カメラで撮影」と表示するには、バージョン2.1以上のC2PAをサポートするカメラで撮影する必要がある。編集は可能だが、ビデオを元のソースまで遡って追跡できなくしたりする編集を加えると表示できない。
YouTubeがアップロードされた動画にC2PAのメタデータが含まれていることを検知すると、概要欄に「カメラで撮影」ラベルを表示する。
C2PAは、コンテンツの出どころや関連情報を埋め込むオープンなメタデータの標準化を目指す、2021年設立の業界団体。Adobe、BBC、Google、Intel、Microsoft、Publicis Groupe、ソニー、Truepicなどが運営委員会に参加している。
Truepicは同日、YouTubeにで「カメラで撮影」ラベル付きの最初の動画を公開した。
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