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高知市立長浜小学校4年生の男子児童が7月、近くの同市立南海中学校のプールを使った水泳の授業中に溺れて死亡した事故の責任を取り、高知市教育委員会の松下整教育長が16日付で辞職した。
長浜小では水泳の授業開始を前にした6月4日、プールのろ過設備を点検したところ故障が判明。市教委に報告したうえで、水深がより深い南海中のプールで4〜6年生の水泳の授業をしていた。
松下氏は16日に記者会見し、「私自身が安全に対する配慮をもっとしなければならなかった。事故直後から職を辞することが責任の取り方だと思っていた」と説明した。
松下氏によると、発生直後の7月10日、高知市の桑名龍吾市長に辞表を提出したが、「一緒に対応をお願いしたい」と要請されたため、撤回。第三者による検証委員会が設置され、原因究明が進み始めたことなどを受けて9月30日に辞表を再度提出し、受理されたという。【前川雅俊】
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