巨人、若きエースで初戦を落とす…戸郷翔征のピッチングに館山氏「普段の戸郷選手じゃないなっていうような投球に見えてしまった」

◆ 「ベイスターズ打線がこのフォークに引っかかっていれば…」

　巨人がDeNAに完封負け。アドバンテージの1勝を含めた対戦成績を5分に戻された。

　巨人先発の戸郷翔征は4回、佐野恵太のソロで先制を許すと、7回には自分が残したランナーを、後を託した高梨雄平が筒香嘉智タイムリーを浴び計2失点。打線もDeNA先発のアンソニー・ケイから6回まで得点を奪えず、7回からは4投手のリレーの前に抑え込まれ、0−2で完敗を喫した。

　6回1/3、2失点で敗戦投手となった戸郷翔征に対して、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者として出演した仁志敏久氏は「悪くはないんですよ。よかったと思うんですけども」としながらも「ちょっと初回、（タイラー・）オースティンがフォークを見逃してるんで、これがちょっと気になったんですよね。フォークが結果うまく機能しなくて、佐野（恵太）に打たれたのもフォークなんです。ベイスターズ打線がこのフォークに引っかかっていれば、もっともっと楽だったかなと思うんですけどね」とウイニングショットの精度に着目。

　もう一人の解説者の館山昌平氏は「ストレートの際どいところをボールに取られたり、あとちょっと打球を足に当てた場面もあったじゃないですか。なんかちょっとした感覚の違いとかっていうのがあったのかなと思うんですよね。フォークボールの見極めっていうのも、普段の戸郷選手じゃないなっていうような投球に見えてしまったので。球数も少し多かったですけどね」と首を傾げた。

　最後にMCを努めた真中満氏は「とはいえね、6回3分の1で2失点なんで、戸郷だけの責任ではないんですけども」とかばいつつ「ちょっと結果的にはこういう投球になってしまったってとこでしょうか」と結んだ。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』