横浜市青葉区の住宅で住民の後藤寛治さん(75)が手足を縛られて亡くなっているのが見つかった事件で、住宅の室内に、複数人の土足跡が残り、物色した形跡もあることが17日、捜査関係者への取材で分かった。
神奈川県警は殺人事件として捜査するとともに、首都圏で相次ぐ強盗事件と関連があるとみて調べている。
後藤さんは16日午前9時25分ごろ、青葉区鉄町の自宅脱衣所で、手足を縛られた状態で発見された。遺体には広範囲に暴行された痕跡と出血があった。
捜査関係者によると、室内は荒らされ、複数の種類の靴底の模様が見つかった。遺体の手足は粘着テープで縛られていた。
後藤さんは妻と2人暮らしで、妻は外出中だった。発見時、玄関ドアは閉められていたが、鍵は掛かっていなかった。ドアの脇にあった窓は人が通れる程度に開き、一部が割れていた。