年齢を重ねると栄養が吸収しづらくなる!?老化を防止するサプリを医師が伝授

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2024年10月17日 22:00  クックパッドニュース

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あなたは何歳に見られていると思いますか?同じ60歳でも、若く見られる人もいれば、実年齢より年上に見られる人もいます。その違いはどこからくるのかというと……食習慣や栄養によるものも多いのだとか。そこで今回は、医学博士である高田明和医師による著書『20歳若返る習慣 不思議なくらい内側から活力があふれる生き方』(三笠書房)から、若々しくあるための食習慣について少しだけお届けします。

若々しく長生きするにはサプリも効果的!

最近は、数えきれないくらい多くの種類のサプリメントが販売されています。もっとも用いられているのが、総合ビタミン剤(マルチビタミン剤)でしょう。

サプリメントの効果について尋ねられたら、私は「自分の体に支障がなければ摂取すればいいでしょう」と答えています。

品質検査をクリアしたクオリティーの高いサプリメントを、定められた用法・用量で摂取するかぎり、体に悪いという話は聞きません。高齢の方には、「いままでサプリメントなんて、まったく用いたこともなかった」という方もいるでしょう。

かつてサプリメントは、現在のようにコンビニなどで手軽に買える代物ではありませんでした。よほどの健康マニアか、ダイエットをしている方やアスリートでないと、必要性もほとんど感じなかったかもしれません。

でも、年をとればとるほど、料理がおっくうになり、しっかり食べたとしても、栄養素を体が消化吸収できる率も下がることも事実なのです。自分の体の機能の状態を考え、足りない栄養素をサプリメントで補う行為は、決して間違っていません。

そこで、健康的な長寿を実現するために「とったほうがいい」とされる、最近注目のサプリメントをいくつかご紹介しましょう。


【1】ビタミンD

昨今、盛んに議論されているビタミンDは、代謝を促進し、免疫機能を高めます。日光浴などにより骨を丈夫にする効果をもたらす物質です。ビタミンDが不足すると、ある種のがんを発症させるといわれます。もし心配なら、医師に血中のビタミンDの値を測定してもらい、低ければ、サプリメントで補うようにすればいいでしょう。ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、摂取するときは、肉、魚、ナッツバター、全脂肪ヨーグルトなど、良質の脂肪と一緒にとってください。吸収率が高まります。

【2】クルクミン

クルクミンはウコンの根から抽出される物質で、体が炎症と戦う際に痛みを和らげ、倦怠感をなくし、また、認知機能を高めるとされます。さらに長寿機能を促進させ、がん細胞の進行を抑える作用があるとされます。

【3】ケルセチン

ケルセチンは植物色素からできる物質で、ベリー、さくらんぼ、りんご、たまねぎ、ブロッコリーなどに含まれています。体内の炎症を抑える作用や抗酸化作用があり、老化に伴う病気から身を守り、また、がんの進行を抑え、さらに心臓の働きを高めるとされます。ただ、ケルセチンは吸収されにくいので、ビタミンCと一緒に摂取してください。

【4】αリポ酸

αリポ酸は、抗炎症作用、抗酸化作用があり、血糖値を低めにしたり、コラーゲンを保護したり、神経系を健全にしたりする作用があります。私たちの体でもつくられ、また内臓肉、ブロッコリー、ほうれんそうなどにも含まれていますが、食材だけでとることは難しいので、サプリメントも有効でしょう。

サプリメントは内容表示を見れば、どんな栄養素が含まれているかがわかります。ここまでに紹介した栄養素が複数種類含まれたサプリメントもありますので、選ぶ際の参考にしてください。


本文は『20歳若返る習慣 不思議なくらい内側から活力があふれる生き方』(三笠書房)より一部抜粋・編集・追記しています。

画像提供:Adobe Stock

書籍紹介

『20歳若返る習慣 不思議なくらい内側から活力があふれる生き方』(三笠書房)



若く見られる人には秘密がある!
――内側から自然に若さが満ちあふれてくる生き方

問題は、シミ・シワ・たるみじゃなかった!
若い雰囲気があふれる人の考え方にはどんな共通点が?

赤ちゃんなら母乳から離乳食へ変えていくし、育ち盛りの10代にはそれに合った食べ方や眠り方があります。当然、50代には50代の、60代には60代に合った方法があります。

私もこれまで、年をとるごとに自分の習慣を見直して健康によいと思える生活習慣へと、きめ細やかに切り替えてきました。その結果、快適な毎日を取り戻せ、実年齢を明かすたびに驚かれるようになり、 0や80歳を過ぎてもなお若者と同じように仕事をこなせる活力があふれているのです。

主な秘訣は、考え方を変えること。
そして食べ方、眠り方などを今の自分に合ったものにちょっと変えるだけ。いくつになっても人生はガラリと変わります。

著者紹介

高田 明和 (たかだ あきかず)
医学博士、浜松医科大学名誉教授。1935年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業、同大学院修了。米国ロズウェルパーク記念研究所、ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大学名誉教授。専門は生理学、血液学、脳科学。また、禅の分野にも造詣が深い。主な著書に『HSPと家族関係 「一人にして!」と叫ぶ心、「一人にしないで!」と叫ぶ心』(廣済堂出版)、『魂をゆさぶる禅の名言』(双葉社)、『65歳からの孤独を楽しむ練習』『88歳医師の読むだけで気持ちがスッと軽くなる本』(ともに三笠書房)、『自己肯定感をとりもどす!』『敏感すぎて苦しい・HSPがたちまち解決』(ともに三笠書房≪知的生きかた文庫≫)など多数ある。

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