【競泳】「アンケートで選ぶのも…」大橋悠依が入江陵介さんとかけ合い 引退会見に駆けつける

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2024年10月18日 15:27  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

引退会見に臨んだ大橋(右)は特別ゲストの入江さんとバースデーケーキとともに記念撮影に納まる(撮影・小沢裕)

競泳女子個人メドレーで21年東京五輪(オリンピック)200メートル、400メートル金メダルの大橋悠依(29=イトマン東進)が18日、都内で引退会見を行い、春までともに練習を積んできた入江陵介さん(34)が駆けつけた。


この日は大橋の29歳の誕生日。力強く、美しく泳いでいる様子を再現したデザインのケーキが用意され、入江さんと対面すると、和やかなやりとりが繰り広げられた。


◇   ◇   ◇  


大橋「えっ…すごいな。29(歳)なのか…私」


入江さん「来年には30(歳)ですよ! 最後の最後の年ぐらい、楽しんでください! 大きな変化がありますからね。29から30は」


大橋「体力の…」


入江さん「体力的にも、気持ち的にも…。あと自分の名前のところに『30』と…」


大橋「あのアンケートの時に選ぶのも『30代』に」


入江さん「そう! 30代女性ですからね」


◇   ◇   ◇  


2人は2日前にも「Mrs.GREEN APPLE」のライブに出かけたといい、思い出話に花を咲かせた。内容は以下の通り。


◆入江さん


大橋さん、長い競技人生お疲れさまでした。本当にたくさんの感動を、ありがとうございました。


僕と大橋選手は…もう大橋さんですね。今日から大橋さんになりますけれど、東京オリンピック後からパリ(五輪)に向かう過程で一緒に練習をさせてもらって、苦しい時期も本当に近くで見てきて、その中で本当にいろいろ葛藤しながら、プラス日本の競泳界のために動いてくれていました。僕自身が(日本代表の)キャプテンをやっていた時にも、副キャプテンとしてチームを支えてくれたり、本当に長きに渡って、たくさん競泳界に貢献してくれて、ありがとうございました。


僕自身は(自身以来)6カ月ぶりの引退会見に来ているんですけれど(笑い)、引退すると、ちょっといろいろ体が硬くなったりとかするので(笑い)。今後一緒に(イトマンスイミングスクールの)特別コーチとして携わっていくので、より素晴らしい選手だったり、人材を育成できるようなコーチになっていきたいと思いますし、これからの人生を本当に楽しく過ごしてもらいたいと思います。僕たちは2日前も一緒にMrs.GREEN APPLEのライブに行っていて、プライベートでもよく、かき氷に行ったりしていて、次はサモエドカフェに行くと言ったままなので、それが実現できるように、またどこかに行きましょう。お疲れさまでした。


◆大橋


私が入江選手に…(入江さんから「“さん”です」と言われ)すみません。初めてお会いしたというか、私は元々背泳ぎでしたのですごく憧れで、何回も入江さんの泳ぎをビデオで見ていたんですけれど。初めて応援したのがおそらく、私が小学校6年生ぐらい。イトマン招待という大会のプレゼンターとして来てくださいまして、その時の100メートル背泳ぎかな? 私が何位だったか覚えていないんですけれど、その時にメダルを入江選手からかけていただいて、後ろを追いかけて「サインください」と言いました。


それぐらい本当に自分の中で憧れだった選手と、この最後のパリに向かうまでの過程で一緒に練習をできる。そんなことも夢にも思っていなかったので、本当に近くでたくさんのことを学ばせていただいて、本当にお互い、苦しい中だったと思うんですけれど、入江選手がいなかったら、特に去年の(米国)フラッグスタッフでの合宿とかも乗り越えられなかったと思いますし、本当に感謝しています。


これからもイトマンとしても一緒に仕事をすることもあると思いますし、プライベートでもミセスのライブを、これからも連れて行ってください。お願いします! ありがとうございました。

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