【フィギュア】10位発進の22歳青木祐奈「悔しいというより残念」ほろ苦い海外GPデビュー

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2024年10月19日 10:28  日刊スポーツ

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フィギュアスケートGPシリーズ第1戦スケートアメリカの公式練習で笑顔を見せる青木(撮影・藤塚大輔)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇18日(日本時間19日)◇米テキサス州アレン◇女子ショートプログラム(SP)



【アレン=藤塚大輔】青木祐奈(22=MFアカデミー)が、ほろ苦い海外開催のGPシリーズ初陣となった。


3番滑走で56・51点の10位発進。冒頭の3回転ルッツが乱れて単発となり、演技後半にフリップからループをつける連続3回転ジャンプに挑んだ。だが、2つ目のループで転倒。ジャンプ2本のミスで得点を伸ばせず「今は悔しいというより残念。ジャンプが決まらなくて、スピン中もがっかりしていたんですけど、ちゃんとステップからは『ここから見せるぞ』とジャンプのことを忘れて、しっかり切り替えてできたかなと思います」と振り返った。


当初は大学4年生だった昨季限りで引退するつもりだったが、GPシリーズ初出場を果たす躍進を遂げ、今春の日大卒業前に現役続行を決めた。前日18日の公式練習後には「会場に入った時からいつもと違う感じでちょっと緊張…ちょっとじゃないか、結構緊張しました。体は動いていたので、もうちょっとこの会場に慣れていきたいと思います」と本番を見据えていた。


フリーは19日(日本時間20日)に行われる。


「フリーはすごく自信がある。1つ不安なことが終わって、フリーを得意としているので、自分らしい演技をしたい。ジャンプも集中しつつ、あまりジャンプにこだわらず、楽しんで滑れたらいいなと思います」


表現にもこだわる22歳が、異国の地に足跡を残す。

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