焦げた機動隊車両、周辺慌ただしく 厳戒警備の中、緊迫の永田町

2

2024年10月19日 11:52  毎日新聞

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

毎日新聞

首相官邸前の柵に突っ込んだ車を調べる警視庁の捜査員ら=東京都千代田区で2024年10月19日午前8時46分、和田大典撮影

 安倍晋三元首相の銃撃事件以降、初の全国規模の総選挙として厳戒態勢の警備が敷かれる中で、政治の中枢が相次いで襲われた。東京・永田町の現場は、早朝から緊迫した空気に包まれた。


 首相官邸前では、警備用の鉄柵に突っ込んだとみられる白いワンボックスカーが止まり、国会議事堂付近までの道路数百メートルが一時封鎖された。ワンボックスカーの車内には、多数の電気コードのようなものが確認できた。


 車の脇には、車内に積まれていたとみられるカラフルなポリタンクが10個ほど置かれており、警視庁が中身の確認を急いでいる。警察官や消防隊員ら数十人が周辺を慌ただしく動き回っていた。


 一方、約600メートル離れた自民党本部前。火炎瓶のようなものが投げつけられたとされ、機動隊の車両は前部が大きくへこみ、ナンバー付近が焦げていた。周辺の道路の通行が規制され、警察官が鑑識作業をしていた。


 東京都内の50代男性会社員は、いつも通り周辺を散歩していると、規制線が引かれ、物々しい様子に出くわした。


 男性は「何が起きたのかと思った。衆院選のさなかの事件で驚いた。選挙のたびに政治家が狙われる事件が続いていて、日本も物騒になっている」と話した。【山口智、森田采花】



このニュースに関するつぶやき

  • ここまで侵入許したのは何で???何も起きないと油断したね?
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

前日のランキングへ

ニュース設定