【箱根駅伝予選会】東京国際大、主将棄権&昨年転倒のエース不調…ハプニング乗り越え本戦へ

0

2024年10月19日 15:09  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

力走する東京国際大の選手たち(撮影・鈴木正人)

<第101回箱根駅伝予選会>◇19日◇東京・陸上自衛隊立川駐屯地〜立川市街地〜国営昭和記念公園◇ハーフマラソン(21・0975キロ)



東京国際大が10時間58分53秒の8位で、2年ぶり8度目の本戦出場を決めた。


昨年の悪夢を振り払った。当時1年のリチャード・エティーリが転倒。ルーキーの失速が響き14位。13位までに与えられた切符に、あと3秒届かなかった。


この日もハプニングが相次いだ。楠木悠人主将(4年)が、序盤の給水地点で転倒。脱水症状のため約8キロで棄権した。全体トップが期待されたエティーリも、13キロほどで先頭集団から後れを取り、個人11位だった。


しかし、今年はチーム全体でカバー。1時間4分38秒で全体31位の佐藤榛紀(4年)らが踏ん張り、8位に滑り込んだ。


レース後、楠木はいすに座りながら取材に応じ「箱根(予選)を絶対に通ると思って、この1年やってきた」と笑顔を見せた。「個人としては全然ダメだったけど、いろんな選手が頑張って今日は勝てた。ありがとうの言葉しか出てこなかった」と喜んだ。


転倒のシーンについては「記憶がない」という。「集団で人が密集して、暑さにやられた」と明かした。


「去年の先輩たちの借りも返せてよかった」とほっとしつつ、「努力が全然足りない。(本戦は)予選会と全然違う。あとは箱根に向けて頑張るだけ」と見据えた。

    ニュース設定