【バスケ】越谷がB1初勝利! 開幕4連勝中の島根をホームで撃破し歴史的1勝

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2024年10月19日 22:57  日刊スポーツ

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越谷対島根 B1初勝利を挙げた越谷の選手はファンと一緒に「ネギタッチ」で勝利を祝う(撮影・沢田啓太郎)

<バスケットボールBリーグ1部(B1):越谷88−81島根>◇19日◇第3節◇アイル・アリーナ ウイング・ハット春日部



越谷が開幕から5戦目にしてB1初勝利をあげた。開幕から負けなしの島根を止め、ホームのファンの前で記念の1勝を勝ち取った。


「B1初勝利、おめでとうございます」


安齋竜三ヘッドコーチ(HC)はまず、声をからしてホームチームの勝利を後押ししたファンを祝福した。昨季B2東地区2位からプレーオフを勝ち上がり、準優勝で悲願の初昇格を果たした。オフには、B1優勝経験のあるジェフ・ギブス(44)、ベテラン橋本竜馬(36)、220センチのカイ・ソット(22)らを獲得。戦力を整備して初のB1に臨んだものの、A東京、琉球という優勝経験チームにともに2連敗し、レベルの高さを痛感させられていた。


この日も前半は42−45で島根ペース。潮目が変わったのは第3Qだった。立ち上がりから7連続得点。逆転に成功すると守備も強度を上げ、このクオーターだけで6度のスチールに成功。島根の得点をわずか8点にとどめ、第4Qの反撃も抑えて逃げ切った。


見事な逆転勝ちに安齋HCは「今日の試合でやろうとしていたことをハーフタイムであらためて確認した。特別な事は指示していない」と言う。開幕4連敗の要因の1つとして「遂行力」をあげていたが、5試合目にしてようやく発揮された。第4Q最終盤、勝利を決定づける3点シュートを決めた主将の橋本は「ホームで勝利を届けられて本当に良かった」と笑顔を見せた。


ロスター13人中、20代が10人という若いチーム。宇都宮HC時代にリーグ優勝を経験している安齋HCは若手を評して「1つのプレーが勝敗につながるという危機感が足りない」と指摘する。15分で9得点を挙げた22歳の星川堅信は「(開幕4連敗中は)試合に出られる事に甘えていた。1つ1つのプレーに自分の良さを出したいと思っていた」と振り返った。


橋本が言う。


「こういう試合をモノにして成長していく事が大事。この1勝を大きくして行かないと、B1で戦っていくには厳しい」


ここからが本当のスタートだという事は、全員が理解している。越谷の挑戦に注目だ。【沢田啓太郎】

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