パルマGK鈴木彩艶、好セーブで勝ち点1獲得に貢献も…ニコ・パスに同点弾許して6試合未勝利に

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2024年10月20日 00:02  サッカーキング

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パルマGK鈴木彩艶[写真]=Getty Images
 セリエA第7節が19日に行われ、コモとパルマ・カルチョが『スタディオ・ジュゼッペ・シニガーリャ』で対戦した。

 セリエA7試合を消化してホームのコモは2勝2分3敗で14位、アウェイのパルマは1勝3分3敗で15位に位置する。日本代表の10月シリーズ2試合で先発出場したパルマ所属GK鈴木彩艶は、代表帰り後すぐにスタメンに名を連ねた。

 試合は立ち上がりからコモがボールを支配して攻撃を仕掛ける。キックオフ直後には、パトリック・クトローネの枠内シュートをGK鈴木が好セーブ。結果的にオフサイドになったものの、安定したセービングを見せた。

 対するパルマも10分にポントゥス・アルムクヴィストのシュートがポストに直撃。直前にハンドの反則はあったが、この試合初めてゴールに迫る場面を作った。すると、20分にパルマが得意のカウンターで試合を動かす。右サイドからエルナニが低いクロスを送ると、アンジュ・ヨアン・ボニーが後ろに来たボールを見事にヒールで合わせ、ゴールネットを揺らした。ボニーの技ありのシュートでパルマが先制に成功する。

 失点を喫したコモは、直後の21分にすぐチャンスを作る。左サイドからの低いクロスにアリュー・ファデラがニアサイドで飛び込んで、至近距離からシュート。しかし、これはGK鈴木が鋭い反応でセーブ。これも結果的にオフサイドだったが、再び好セーブを見せた。

 さらに33分、コモはアルベルト・モレノのクロスからゴール前でクトローネがヘディングシュート。だが、これもまた鈴木が正面に飛んだシュートをしっかりパンチングし、得点を許さなかった。

 それでも45分、コモはカウンターからアリュー・ファデラがスルーパスを供給し、ペナルティエリア内に侵入したニコラス・パスがゴール前で左足を振り抜く。GK鈴木は至近距離からのシュートを許して反応できず、失点を喫した。コモが同点に追いつき、前半は1−1で折り返す。

 後半も一進一退の攻防が続いた。58分には結果的にオフサイドになったものの、鈴木がニコラス・パスのスルーパスに対して好判断で前に出てクリアし、チャンスの芽を摘む。一方、コモGKエミル・アウデロも61分にヴァレンティン・ミハイラが放ったゴール右隅へのシュートを好セーブするなど、安定したパフォーマンスを見せた。
 
 両GKの活躍もあり、このまま最後まで得点は動かず。試合は1−1で終了。パルマは2試合連続の引き分け、6試合未勝利となった。

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