巨人打線は両軍無得点の4回、DeNA先発のアンドレ・ジャクソンから岡本和真の併殺打の間に1点を先制するも、巨人先発の井上温大が6回に戸柱恭孝のソロを浴び同点とされる。しかし7回に一死一・三塁のチャンスで、岸田行倫のセーフティスクイズで勝ち越すと、さらに相手のミスに付け込み3点を挙げ、4−1でファイナルステージ初勝利を収めた。
19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では6回までで井上温大を降ろし、7回アタマから継投に入った阿部監督の采配に着目。解説として出演した高木豊氏は「ここでスパッといったね。だって1安打ですよ。ホームランを打たれたとはいえ。フォアボールもなし。ほとんど完璧に来てましたから」と戸柱のホームランまでパーフェクトピッチングを披露していたことを踏まえ驚きの表情。
もう一人の解説者の野村弘樹氏は「もしかしたら3回、4回で交代の可能性もあったと思うんで。今日に限っては。ただあれだけいいピッチングをしてたので、もちろん代える必要ないわけだし、球数も行ってないし。ただ、1球によって同点っていうところで、阿部監督はよく思い切って代えたなって、僕は思いますね」と頷いた。
短期決戦ならではの采配で勝利を掴んだ巨人。この先も阿部監督のタクトに要注目だ。
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