<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇19日(日本時間20日)◇米テキサス州アレン◇男子ショートプログラム(SP)
【アレン=藤塚大輔】24年世界選手権8位の三浦佳生(19=オリエンタルバイオ/明治大)が2位発進した。自己ベストを4点以上更新する99・54点を記録。1位のイリア・マリニン(米国)とは0・15点差と肉薄した。
冒頭の4回転サルコー−3回転トーループのコンビネーションジャンプを出来栄え点(GOE)で3・88点の加点を引き出すと、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、4回転トーループも完璧に決めて会場を沸騰させた。
突き上げた拳と、逆の左手はガッツポーズに変わった。キス&クライでは「あとちょっと」と言うようなジェスチャーで100点台に乗らなかったことを悔しがったが、22年のスケートアメリカでマークした自己ベスト94・96点を大幅更新。自信に満ちあふれた表情を浮かべていた。
手負いの状態での演技だった。17日(日本時間18日)には9月のロンバルディア杯の前後から左脚の痛みが続いていることを告白。「何とか症状回復に努めたい」と話していたが、18日(同19日)の前日練習でのフリー曲かけでは4回転−3回転の連続トーループを着氷するなどし、「バッチリです。全然昨日までと違います」と復調を強調していた。
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GPシリーズ2勝目を目指すフリーは、20日(同21日)に行われる。
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