【フィギュア】SP10位の青木祐奈がフリーで挽回「4分間頑張ってよかった」と安堵の笑み

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2024年10月20日 10:17  日刊スポーツ

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フィギュアスケートGPシリーズ第1戦スケートアメリカ 女子フリーへ向けた公式練習に参加した青木(撮影・藤塚大輔)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇19日(日本時間20日)◇米テキサス州アレン◇女子フリー



ショートプログラム(SP)10位と出遅れた青木祐奈(22=MFアカデミー)は、126・52点の合計183・03点で7位となった。


「すごく自信がある」と話したフリー。冒頭、得意のルッツ−ループの連続3回転を決めると、その後もダブルアクセル(2回転半)−オイラー−3回転フリットのコンビネーションも成功。サルコーが2回転になったものの、落ち着いて全7本のジャンプでそろえた。「今見せられることはできた。胸がいっぱい」と演技直後は胸元で手を合わせて、感激した様子。何度もうなずき、米国のリンクを堪能した。


今回が海外GPシリーズデビュー戦。前日のSPは「結構緊張した」と会場の雰囲気にのみ込まれてジャンプミスが続いた。涙で枕をぬらしたというが、フリーでしっかりと立て直してみせた。観客席には青木のバナーを掲げる外国人もいた。「このアメリカという地で、こんなに歓声をもらえると思っていなかったのですごくうれしいですし、達成感というか、4分間頑張ってよかった」と安堵(あんど)の笑みをこぼした。


日大最終学年の昨季で引退を考えたが、初のGPシリーズとなるNHK杯に出場するなど飛躍を遂げ、現役続行を決意。紆余(うよ)曲折を経てたどり着いた初の舞台で、最後まで丁寧に演じきった。


次戦は11月上旬のNHK杯。「今度は満足した状態で自信を持って臨めるようにしたい」と意気込んだ。

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