「切り捨てだ」「力抜けた」=高裁判決に原告ら憤り―御嶽山訴訟

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2024年10月21日 18:31  時事通信社

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時事通信社

御嶽山噴火災害を巡る訴訟で控訴が棄却され、記者会見に臨む原告の田幸秀敏さん(中央右)、長山幸嗣さん(同左)ら=21日午後、東京都港区
 御嶽山噴火訴訟の東京高裁判決を受け、原告らは21日、東京都内で記者会見した。警戒レベルを据え置いた気象庁職員の注意義務違反が否定されたことに、「切り捨てられた思いだ」「力が抜けた」と憤りの声を上げた。

 次女照利さん=当時(11)=を亡くした原告の長山幸嗣さん(54)=愛知県豊田市=は「悔しい思いでいっぱいだ」と嘆いた。一審長野地裁松本支部が認めた注意義務違反が否定され、「あっさり切り捨てられたようで憤りを感じている」とも語った。

 同僚の男性=当時(41)=を亡くし、自身もけがをした原告の田幸秀敏さん(50)=長野県茅野市=も、「一審より厳しい判決ですごく残念。失望で力が抜けた」と肩を落とした。

 弁護団の山下潤事務局長は「非常に不本意。一審の考え方から後退した」と悔しさをにじませた。その上で、「このままほっておくわけにはいかない判決。私としては上告したい」と述べた。 

このニュースに関するつぶやき

  • 妥当な判決だと思うけど。住宅地とは違うんだから、自己責任の部分が大きいと思うよ。 こんなの認められたら、滑落も危険があることを示さなかった国の責任になるわな。
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