現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、神奈川県在住76歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:76歳男性同居家族構成:本人、妻(73歳)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:自営業・自由業
リタイア前の年収:100万円
現在の資産:預貯金2000万円、リスク資産700万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金32年、国民年金11年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万円老齢厚生年金(厚生年金):10万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金4万円
配偶者の年金や収入:老齢年金90万円(年額)、個人年金48万円(年額)
「物価高に追いついていけない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「年金だけでは、物価高に追いついていけません」と語っています。
ひと月の支出は約「15万円」。年金だけでは「1〜2回足りない月がある」と回答されています。
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「アルバイトで年間50万円程度稼いでいる」
年金で足りない支出については「アルバイト(収入)で賄っている」という投稿者。「一般企業を54歳でリタイア後、個人経営で20年印鑑業を営んでいました。閉店後、現在もアルバイトで年間50万円程度稼いでいます」と年金以外にも収入源を確保しているそう。
とはいえ、年金生活においては「必要なものだけを購入して、無駄を省くしかない」と、節約を意識せざるをえない状況のようです。
「孫たちと会って食事するのが生きがい」
現役時代に後悔があるかと伺うと、「かなり浪費していたのですが、今になって後悔してもはじまらない」と回答。併せて「病気になった時や介護が必要になった時、現在の預金で賄えるか不安です」と心許なさを吐露します。
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(文:あるじゃん 編集部)