ECサイトでスマホをお得に買う方法:楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、au PAY マーケットを攻略しよう

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2024年10月22日 06:11  ITmedia Mobile

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スーパーセールもお買い物マラソンも、購入店舗数が増えるとポイント還元率が上がる仕組み。必要なものをリストアップしておき、期間中の0のつく日/5のつく日にまとめて購入するのがお得(画像は楽天市場より)

 スマホ本体はキャリアで購入せず、自分で用意するという人も多いでしょう。中でもECサイトはポイント還元やキャンペーンによりお得に購入できる場合があります。そこで今回は各ECサイトでお得にスマホを買う方法を解説します。


【その他の画像】


 どのECサイトも定期的に実施するキャンペーンを利用するのがお得ですが、購入時の注意点もあるのでしっかり理解してから購入してください(価格は全て税込み)。


●オススメは楽天市場、新品も買える 高額還元の楽天スーパーDEALも要注目


 スマホ本体の購入で、筆者が最も利用するのが楽天市場です。楽天市場にはヤマダ電機、ビックカメラ(楽天ビック)、エディオン、Joshinなどの大手家電量販店も出店しているため、新品のSIMフリースマホが購入できます。また、楽天モバイル公式 楽天市場店では新品でSIMフリーのiPhoneも本体のみで購入可能です。もちろん中古スマホもたくさん出品されているため、選択肢が多いのがメリットです。


 楽天市場でスマホ本体を購入する際は、年数回実施するスーパーセールか、ほぼ毎月実施するお買い物マラソンを狙いましょう。楽天カードを持っていれば、キャンペーンと0のつく日/5のつく日が重複する日に購入すればポイントがさらにアップします。


 また、SIMフリースマホ購入時に使える1000円OFFクーポンもほぼ常時配布されています。


 Androidスマホなら楽天スーパーDEALも確認しましょう。楽天スーパーDEALとは楽天市場の中でもポイント還元率が高い商品で、最大50%が還元されます。最近はAQUOSシリーズやモトローラのSIMフリースマホが対象になっており、記事執筆時点ではAQUOS sense6sが50%還元の対象でした。


 また、楽天モバイル契約者なら楽天スーパーDEAL対象商品のポイント還元率がさらに10%アップすることもあります。楽天市場のお得情報は公式サイトトップページでも告知されますが、お得な購入方法はSNSにもたくさん書き込まれるので検索してみるのがよいでしょう。


●Amazonは安心感と利便性がメリット 定期的なセールも要チェック


 Amazonでも定期的にセールを実施しており、スマホ本体を安く購入できます。「Amazonプライムデー」「サイバーマンデー」の他に、「新生活セール」「プライム感謝祭」「ブラックフライデーセール」「タイムセール祭り」など、さまざまなセール/キャンペーンがあります。


 Amazonのメリットは何より安心感と利便性でしょう。普段の買い物と同じように買い物ができ、配送も早いのがメリットです。楽天市場やYahoo!ショッピングに比べるとお得度は劣る印象ですが、たまに非常にお得な目玉商品が出るので見逃さないようにしましょう。


 最近では、7月に開催されたAmazonプライムデーでiPhone 14 Plus(128GB)の新品が9万9800円で販売されました。当時のApple Storeにおける価格は12万4800円だったため、2万5000円も安いと大きな話題になりましたね。


 なお、Amazonは異なる販売者が同一ページで商品を販売しているため、中には「送料が異常に高く設定されている」「代引きで異なる商品が届いたのにキャンセルができない」といったトラブルも報告されています。購入時はしっかり発送元や出品者の評価を確認してください。よく分からない人は出荷元が「Amazon.co.jp」の商品を選びましょう。


●ソフトバンク/Y!mobileユーザーはYahoo!ショッピングがお得


 SNSなどで話題になるECサイトといえば楽天市場かAmazonでしたが、最近はYahoo!ショッピングも見かけるようになりました。Yahoo!ショッピングはLYPプレミアム会員(旧ヤフープレミアム会員)なら日曜日にポイント還元率がアップするなどの特典があるため、無料でLYPプレミアム会員になれるソフトバンクとY!mobileの契約者にオススメです。


 LYPプレミアム会員なら、毎週日曜日に対象ストア限定でポイント還元率が5%アップします。さらに「5のつく日」や「ゾロ目の日(11日、22日)」が重なればさらに還元率が上がります。最もお得なのが年数回実施される「ヤフービッグボーナス」で、9月に実施した際は条件を満たすと最大26.5%のポイントが還元されました。期間中も日によって還元率が異なるので見極めが必要ですが、最終3日間が最もお得な場合が多いです。


 Yahoo!ショッピングにはお得な日が分かるボーナスカレンダーがサイト上に用意されており、いつ買えばよいか分かりやすいです。


 ただし、Yahoo!ショッピングは大手家電量販店の出店が少なく、スマホ本体は中古が中心です。楽天市場に比べると店舗数も商品数も少ない印象ですが、PayPayユーザーはお得に使えるでしょう。


●au PAY マーケットの「ポイント超超祭」と「三太郎の日」の合わせ技がお得


 auユーザーはau PAY マーケットがお得です。最もお得なのは「三太郎の日」と「ポイント超超祭」が重複した日でしょう。


 三太郎の日は毎月3日/13日/23日にポイント還元率が最大34%にアップするキャンペーンです。還元率を最大にするためには月額548円のPontaパス会員(旧auスマートパスプレミアム会員)になる必要がありますが、Pontaパス会員に付与される特典と買い物によるポイント還元アップ分を含めると、会員費を払ってでも加入した方がお得になる場合も多いです。


 ポイント超超祭は定期的に実施するキャンペーンで、2024年7月に実施した際は最大35%の還元率でした。三太郎の日とポイント超超祭はまれに重複する日があり、7月に重複した7月13日は還元率が最大40%になりました。


 au PAY マーケットはYahoo!ショッピングと同じく大手家電量販店が出店していないようで、スマホ本体は中古(未使用品含む)が中心です。ただ、筆者も検索して初めて気付いたのですが、au PAY マーケットにはau Online Shopも出店しており、au Online Shopで販売している新品やau Certified(認定中古品)のAndroidスマホも購入できます。au Online Shopで端末のみを買ってもポイントは付きませんが、au PAY マーケットのau Online Shopならポイント還元分だけお得です。


 余談ですが、au PAY マーケットには「スマホ(スマートフォン)本体」というカテゴリーがあるものの、商品は1件も登録されていません。スマホ本体は「携帯電話本体」に分類されているので、スマホは「携帯電話本体」で探してください。


●ドコモユーザーはどこがお得? 「dショッピング」「dポイントマーケット」は微妙


 各スマホキャリアは系列のショッピングモールを持っており、ドコモではdショッピングがこれにあたります。ただし、筆者はdアカウントの面倒さを理由にドコモ系のサービスは極力使わないようにしているため、これまで一度も利用したことはありません。


 そこで、今回初めてdショッピングで検索してみたところ、スマホ本体が見つかりません。試しに「iPhone 15」「Google Pixel 7a」や「AQUOS sense8」「arrows We」といったワードで検索してみましたが1つもヒットしませんでした。そもそもジャンル一覧に「スマートフォン本体」がないので、取り扱いがないようです。


 また、10月8日からは外部のECサイトと連携した「dポイントマーケット」もオープンしましたが、こちらも1件もヒットしませんでした。ただし、カテゴリー一覧には「スマートフォン本体」があったので、今後拡充していくのかもしれません。


 ただ、ドコモはAmazonと提携しています。Amazonではもともと購入金額に応じてAmazonポイントがたまりますが、d払いを使えばdポイントも2重取りできます。また、2024年4月からはAmazonでもdポイントをためたり使ったりできるようになりました。楽天モバイルと楽天市場、ソフトバンクとYahoo!ショッピングのようなお得さはありませんが、利用者数が多いAmazonとの連携が強化されたのは小さな前進でしょう。ただし、Amazonでのdポイントの進呈上限は、1回の買い物あたり100ポイントなので、高額還元は期待できません。


●ECサイトでスマホを買う際の注意点


 ECサイトでスマホ本体を買う際には、必ず使いたいスマホキャリアの動作確認端末一覧ページを確認しましょう。端末とSIMカードの組み合わせによっては使えない場合があります。


 なお、SIMフリースマホならどのキャリアでも使えるわけではありません。iPhoneはSIMフリーまたはSIMロック解除済みなら相当古い機種を除くとどのキャリアでも使えますが、Androidスマホは対応する周波数帯が限られるため、一部キャリアのSIMが使えない場合や電波が弱くなる場合があります。特にドコモが使う5Gの周波数帯「n79」に非対応のSIMフリースマホは多いです。


 一般の人が端末の対応バンドを調べ、契約中のキャリアで使えるか判断するのは難しいため、必ず動作確認端末一覧ページの記載に従ってください。


 また、端末購入時はSIMフリー、またはSIMロック解除済みのものを選びましょう。2021年9月末までに販売されたスマホには、他社回線のSIMで使えないようにSIMロックがかかっている場合があります。端末とSIMの組み合わせによってはSIMロックがかかったままでも使えますが、最近は中古スマホでもSIMロック解除済みのものが多いので、わざわざSIMロックがかかった商品を選ぶメリットはありません。


以上、ECサイトでお得にスマホ本体を購入する方法でした。どのECサイトにもお得な購入タイミングがあるので、自身が最もお得な日を見極めて購入してください。


著者プロフィール


シムラボ


 「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。


・Twitter(現X):@simlabo_jp


・サイト:https://www.simlabo.jp/



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