フリースタイルスキー・モーグルで昨季日本男子初となるW杯種目別優勝を果たした堀島行真(26=トヨタ自動車)が、大技連発へ闘志をみなぎらせた。
22日、冬シーズンの本格開幕を前に、ジャンプの高梨沙羅(クラレ)、小林陵侑(チームROY)らとともに全日本スキー連盟による都内での会見に出席。ディフェンディングチャンピオンとして迎える今季へ、「他の選手の追随を許さないようなレベルまで上がっていきたい」と意気込んだ。
現在取り組んでいるのは、自身が19年に世界で初成功した「コークスクリュー1440(軸をずらした4回ひねり)」の安定。従来の3回ひねりより回転数を一つ増やした最高難度の大技だが、成功率も高くなっており「練習では転ぶことはなくなった」という。雪上での練習に重きを置いており、「今季の一発目から21試合の間で積み重ねていく」と、出場する全試合でさらに磨きをかけていく構えだ。
26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンで、来年には世界選手権も控える。「自分の限界を超えていくような取り組みを見せられる」と力強く語った。【勝部晃多】
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