美智子さま 異例の早期退院で目指す“似ている孫”愛子さまとの「一般参賀での共演」

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2024年10月23日 06:11  web女性自身

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「お誕生日に宮内庁が発表したご近況によれば、おけがをする前の美智子さまは上皇さまとの朝夕のご散策で、赤坂御用地のお庭に咲く草花や木々の移り変わりを楽しまれたり、飛来する鳥や昆虫に目を留めたりされていたそうです」



そう語るのは皇室担当記者。



10月20日に90歳のお誕生日を迎えられた美智子さま。当日は、天皇皇后両陛下と愛子さまをはじめ、ほかの皇族方もご祝賀のためにお住まいの仙洞御所を次々に訪問されたが……。



「美智子さまは10月6日に仙洞御所でご転倒。東京大学医学部附属病院で『右大腿骨上部の骨折』と診断され、8日に同病院で手術をお受けになりました。皆さま一様に予後について心配されていたと伺っています」(前出・皇室担当記者)



美智子さまのおけがについて、日本整形外科学会専門医で、「とだ小林医院」院長の小林慎一郎医師はこう解説する。



「高齢者の転倒による大腿骨骨折は痛みで歩けないケースが多く、筋力が衰えてしまいますと、寝たきりの状態となり、肺炎や認知症などの合併症を引き起こす恐れがあります。



それを防ぐために、骨を接合する手術を行いますが、これは骨折した部分のズレを元に戻し、髄内釘という固定用金具を使って骨折部分を固定するものです」



当初は1〜2週間の入院と発表されていたが、美智子さまは手術から5日後の13日に退院され、仙洞御所でリハビリテーションを続けられているという。



「筋力の衰えを防ぐために、『早期離床』することは重要です」(前出・小林医師)



だが美智子さまの早期ご退院には、宮内庁内でも驚きの声が上がったという。ある宮内庁関係者はこう語る。



「まさか手術からわずか5日で退院されると予想していた職員は少なかったです。早期ご退院の理由の1つとしては、上皇さまをお一人にするのは忍びがたいというお気持ちもあったのだと思います。



上皇さまと美智子さまは、毎日ご朝食後に音読を続けていらっしゃいます。最近は上皇さまがお選びになった『戦争と沖縄』(池宮城秀意著、岩波ジュニア新書)を音読されています。これは沖縄戦の状況や祖国復帰までの戦後の歩みなどについて書かれた本です。



美智子さまとの音読の習慣が長く中断されてしまいますと、上皇さまの認知機能に悪影響を及ぼしかねません」



さらにこの関係者によれば、“もう1つの理由”があるのではないかという。



「美智子さまのご入院中の11日から12日に、愛子さまは初めてのお一人での地方ご公務のため佐賀県を訪問されました。愛子さまのご公務ぶりに、日本中から称賛の声が上がっていますが、それで美智子さまも回復へのご意欲をかきたてられたのではないかと考えています」



’08年、美智子さまは74歳のお誕生に際しての文書で、このようにつづられていた。



《この頃愛子と一緒にいて、もしかしたら愛子と私は物事や事柄のおかしさの感じ方が割合と似ているのかもしれないと思うことがあります。周囲の人の一寸した言葉の表現や、話している語の響きなど、「これは面白がっているな」と思ってそっと見ると、あちらも笑いを含んだ目をこちらに向けていて、そのような時、とても幸せな気持ちになります》





■国民と目線を合わせるふれあい



“美智子さまと愛子さまの共通点”について、皇室番組を手がけてきた放送作家・つげのり子さんはこう語る。



「美智子さまが指摘されていた“似ている”ところとは、豊かな感受性と、それを表現できる文章力のことではないでしょうか。



愛子さまは今年の歌会始の儀で《幾年(いくとせ)の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ》というお歌を詠まれました。



また美智子さまもかつて《「生きてるといいねママお元気ですか」文(ふみ)に項傾(うなかぶ)し幼な児眠る》と詠まれており、双方に“困難にある人々に寄り添う”というお心が感じられ、とても似ていると思いました。



また愛子さまは、人々とお話しになるときに、一歩寄られてお話しになったりされますが、人々のより近くでというところも、美智子さまのなさりようを受け継がれているという印象を受けました」



美智子さまが実践されてきたのは、腰をかがめて国民と目線を合わせるふれあいだった。



前出の宮内庁関係者は、



「愛子さまは佐賀県庁で、地元の幼稚園児たちとお話しする機会がありました。かがんで園児たちと目線を合わせて、『幼稚園は楽しいですか?』『午後は何するの? まだわからない?』などと、話しかけられたのです。



そのご様子を病室のテレビでご覧になった美智子さまは、ご自身の目指したスタイルを“似ている”お孫さまが受け継がれていることに感無量でいらしたでしょう。お誕生日も、初めての単独地方ご公務について話し合われたのではないでしょうか」



愛子さまにとっても、ご自身の渾身のご公務によって、おばあさまの気力回復、ひいては“寝たきり生活の防止”に寄与できることは喜ばしいに違いない。



「美智子さまは、来年の新年一般参賀で、ご家族といっしょに元気な姿を国民に見せたいとご意欲を燃やされているそうです」(前出・宮内庁関係者)



2カ月半後の“孫たちとの共演”に向けて、美智子さまは全身全霊でリハビリに取り組まれている。

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