“新宿百貨街“の中心的存在に、国内最大級の旗艦店「ユニクロ新宿本店」がオープン カフェやオーダーサロンを併設

0

2024年10月23日 16:21  Fashionsnap.com

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fashionsnap.com

写真
 「ユニクロ(UNIQLO)」が、グローバル旗艦店「ユニクロ 新宿本店」を10月25日にオープンする。営業開始に先駆けて、ブランドはメディア向けに店舗内覧会と記者説明会を開催。店内が公開された。

 新店舗は2022年6月19日に閉店した「ビックロ ユニクロ 新宿東口店」跡に出店。全世界のユニクロの中で唯一の「本店」を冠した店舗で、クリエイティブディレクターの佐藤可士和が店舗デザインを手掛けた。新宿エリアとしては「ユニクロ 新宿西口店」「ユニクロ 新宿高島屋店」「ユニクロ 新宿東南口フラッグス店」「ユニクロ 新宿三丁目店」に続き5店舗目で、売り場面積は約4000平方メートルと新宿エリアで最大、国内でも最大級となる。地上1〜3階の3フロア構造で、ウィメンズやメンズ、キッズ、ベビーのアイテムを幅広く展開。「ユニクロ 銀座店」などのグローバル旗艦店と同様に、ユニクロの全ての商品が揃う。

 「ビッグカメラ 新宿東口店」と連結している1階は、メンズ、ウィメンズのニットアイテムを中心に展開。カシミヤ、スフレヤーン、メリノ、ラムウールなど、素材ごとに分けて売り場を構成する。営業開始時はニット類中心だが、春は羽織物、夏はエアリズムなど、気候とトレンドに応じて売り場を変えていくという。入り口付近では「ユニクロフラワー(UNIQLO FLOWER)」の生花販売も行う。

 2階では、ウィメンズのフルラインナップを揃えるほか、「コントワー・デ・コトニエ(Comptoir des Cotonniers)」「プラステ(PLST)」「プリンセス タム・タム(PRINCESSE tam・tam)」といったブランドが売り場を展開。ファーストリテイリング傘下の3ブランドを加えることで、それぞれの顧客も取り込み、相乗効果を狙う。また、同フロアではコーヒーショップ「ユニクロ コーヒー(UNIQLO COFFEE)」が営業。コーヒーメニューのほか、「新宿追分だんご本舗」「新宿中村屋」のスイーツを提供し、店内に併設されたスペースで楽しむことができる。

 3階では、メンズ、キッズの商品を用意。そのほか、これまでヨーロッパ、アメリカのみで展開していた商品の中で、特に現地の顧客から評判が良かったジャケット、コートなど17型を日本企画で作り直した「欧米特別コレクション」を実店舗では唯一取り扱う。

 また、「UT」売り場では地域密着型の取り組みとしてゴジラ、文明堂、新宿高野、世界堂など新宿を代表するコンテンツ、ショップと協業した同店限定の「ご当地Tシャツ」を販売。セミオーダーを受け付けるカスタムサロン「CUSTOM ORDER SALON」や、服の新たな未来を追求する専用スペース「リ・ユニクロ スタジオ(RE.UNIQLO STUDIO)」も導入される。

 新宿は、1日における駅の乗降客数が世界一としてギネスに認定。コロナ禍が明けてからはインバウンドが回復し、来街者数も右肩上がりに増加している。記者発表会に登壇したファーストリテイリングの遠藤真廣グループ執行役員は、「新宿はエンタメ、グルメ、ファッション、家電などのカルチャーが入り混じり、あらゆる物が手に入る『百貨街』とも呼べる街。新宿百貨街の中心となり、エリア全体を活気づけられる店舗にしたい」とコメント。世界中のユニクロ約2500店舗の中で唯一の「本店」と名付けたことについては、「ファーストリテイリンググループ全体で売上収益5兆円、10兆円を目指すための最初のグローバル旗艦店と位置付けている。世界で一番売り上げをとっていく店舗に成長させる決意を込めた」と説明した。

 オープンを記念し、10月25日から27日までの期間に来店した人を対象に、同店のロゴをあしらった文明堂のどら焼きを先着で提供。また、1万円以上購入した人を対象にミニサイズのバッグ「ラウンドミニショルダーバッグ 3WAY コンパクト」を配付する。

■ユニクロ 新宿本店オープン予定日:2024年10月25日所在地:東京都新宿区新宿 3-29-1営業時間:10:00〜22:00売場面積:約4000平方メートル(地上1〜3階)取扱商品:ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビー

    ニュース設定