“運命の悪戯”に微笑まれたハンジ・フリック監督、バルセロナ指揮官として古巣撃破へ「バイエルンを倒したい」

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2024年10月23日 18:05  サッカーキング

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前日会見に出席したハンジ・フリック監督 [写真]=Getty Images
 バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、チャンピオンズリーグ(CL)第3節バイエルン戦に向けた前日会見に出席した。22日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 ハンジ・フリックを巡る“運命の悪戯”が微笑んでいる。かつて、バイエルンを史上2クラブ目となる6冠に導いたドイツ人指揮官は、2019−20シーズンのCLで、バルセロナを8−2で葬った。あれから4年、今夏にそのカタルーニャに居を構えるクラブに招聘されたフリック監督は、ラ・リーガ開幕10試合で9勝1敗の好成績を収め、8月度の月間最優秀監督賞を受賞するなど、託されたリーグ奪還、そして10年ぶりのビッグイヤー戴冠に期待が持てる立ち上がりに。そして23日、CL制覇に向けた第一関門のグループステージ突破を目指し、本拠地『モンジュイック』に古巣を迎える。そう、バイエルンだ。

 そんなフリック監督は、22日に行われた前日会見に出席。選手としてプレーし、監督として率いたバイエルンとの一戦について、同指揮官は「試合がどちらに転ぶか、なんてわからない。望まない展開になることもあるだろう。だから我々は、(週末の)レアル・マドリードではなく、バイエルンのことだけを考えている。一歩ずつ進むことこそが、いつもチームを助けてくれるんだ。バイエルンはとても良いプレーをし、並外れた選手がいる…最高の試合になるに違いない」と告白。続けて「彼らのスタイル? いつも支配的なゲームをするね。相手にプレッシャーをかけ、勇敢にプレーし、ボールを保持。バイエルンはクオリティを以て、自分たちのスタイルを押し通そうとする。それが彼らのDNAだ」と強者らしい戦い方をすると語った。

 また、現在はバルセロナの指揮官だと…バイエルンで成し遂げた栄冠も、敵将として大敗に追い込んだことも関係ないと、強調したフリック監督は「過去ではなく、今ここに生きている。起きたことに影響を与えることはできないけど、明日に影響を与えることはできる。バイエルンを倒したい」としつつ、「毎試合、我々は対戦相手を分析し、勝利に向けた準備をしている。ただ、バイエルンとの試合が特別なのは明らかで、プレーも指導もした…多くの知人がいるし、関係も続いている。でも、私はここでの新章に満足しているんだ。とても良い気分。クラブに対する情熱を持って、スタジアムに来てくれるクレのためにもすべてを捧げないとね。他の試合と同じように準備を整えようと思う」と心構えを述べている。

 バルセロナの指揮官として、かつての教え子、古巣に勝利すると決意を示したフリック監督。今節大注目の一戦は、日本時間24日午前4時キックオフ予定だ。

このニュースに関するつぶやき

  • フランスにもハンジフリックの戦術と構成で勝っていたし、選手には慕われているし名監督だ。浅野ガチャで当たりをいつも引いているのが不運としか言い様がない。
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