都神社庁元幹部を書類送検=2500万円超着服容疑―警視庁

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2024年10月24日 12:02  時事通信社

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時事通信社

警視庁本部=東京都千代田区
 東京都神社庁(東京都港区)の資金計2580万円を着服したとして、警視庁は24日、業務上横領容疑で、元幹部の男(48)=懲戒解雇=を書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。

 送検容疑は都神社庁の財務担当だった2020年2月5日〜22年12月6日、計40回にわたって同庁の口座から計2580万円を自身の口座に入金し、横領した疑い。容疑を認めているという。

 関係者などによると、男は当時、都神社庁の預金口座管理を担当。ネットバンキングを使った振り込み手続きなどを1人でできる立場にあった。

 同庁に対し、「借り入れだと勝手に考え、流用を繰り返した。(着服金は)法人税の支払いや競馬の費用に充てた」と説明したという。

 22年12月、内部からの指摘で、不正が発覚した。同庁は当初、退職金を減給して支給する「普通解雇」としたが、内部から「処分が甘すぎる」などと批判が上がり撤回。昨年4月、退職金を支払わない懲戒解雇とした。

 同庁は今年8月、警視庁に刑事告訴した。男は既に都神社庁に全額を弁済したという。 

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