ディープ産駒の未完の大器 豪G1・コックスプレートで今度こそ悲願なるか

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2024年10月24日 18:00  netkeiba

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GI初制覇を目指すプログノーシス(今年3月撮影、ユーザー提供:リョッティーさん)
 もう惜敗は御免だ。ディープインパクト産駒のプログノーシス(牡6、栗東・中内田充正厩舎)が、コックスプレート(3歳上・G1・芝2040m)でGI初制覇を目指す。

 プログノーシスは父ディープインパクト、母ヴェルダ、母Observatoryの血統。ここまで15戦7勝。昨年の金鯱賞と札幌記念、今年の金鯱賞とGIIを3勝している。一方、GIは4戦してクイーンエリザベスII世Cが2年連続でロマンチックウォリアー(Romantic Warrior)の2着、昨年の天皇賞(秋)がイクイノックスから0秒6差の3着。健闘しているが、あと一歩で勝利を逃している。

 今回は5回目のG1チャレンジ、そして初の豪州遠征となる。海外の強豪相手でも地力は上位。ただ、ムーニーバレー競馬場は直線が僅か173mしかないので、のんびりと構えていては到底届かない。前走の札幌記念は出遅れが堪え、差し届かずの4着だっただけに、序盤の立ち回りが大きなカギ。その点は初コンビとなるD.レーン騎手の手腕に期待したいところだ。

 社台ファーム産のディープインパクト産駒として、いずれは種牡馬になることが約束される逸材。そのためにも「未完の大器」のままで終わるわけにはいかない。4回目となる海外遠征での悲願成就といきたい。

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