ソシエダ、マッカビ・テル・アビブを破り待望の今季EL初勝利! 久保建英は左WGで先発出場

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2024年10月25日 04:26  サッカーキング

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レアル・ソシエダの久保建英(撮影は9月17日のラ・リーガ第7節マジョルカ戦) [写真]=Getty Images
 ヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第3節が24日に行われ、レアル・ソシエダ(スペイン)は敵地でマッカビ・テル・アビブ(イスラエル)と対戦した。

 今季、ラ・リーガでは第10節終了時点で3勝3分4敗と、スタートダッシュに失敗したレアル・ソシエダ。ELの舞台でも、9月25日に敵地で行われた第1節ニース(フランス)戦を1−1のドローで終えると、続く10月3日の第2節アンデルレヒト(ベルギー)戦では、試合立ち上がりの5分にパブロ・マリンが先制ゴールを奪いながら、1−2と逆転負けを喫していた。

 今季のELで初白星を狙う第3節では、2連敗とレアル・ソシエダ以上に苦しいスタートを強いられたマッカビ・テル・アビブと激突。イスラエルの情勢を考慮し、セルビアのベオグラードにある『スタディオン・パルチザーナ』でキックオフを迎える一戦に向けて、レアル・ソシエダ所属の久保建英は、今季のELで初めてスターティングメンバーに名を連ねた。

 久保が左ウイングのポジションに入り、4−3−3の布陣で試合をスタートさせたレアル・ソシエダは、序盤こそマッカビ・テル・アビブに押し込まれる時間が続いたが、徐々に試合を落ち着かせることに成功。19分には左コーナーキックを獲得すると、ブライス・メンデスの蹴ったインスイングのボールをジョン・パチェコが頭で押し込み、先手を取った。

 続く24分には、レアル・ソシエダが素早いカウンターに出ると、ミケル・オヤルサバルとのワンツーでゴール前に飛び出したウマル・サディクがフィニッシュまで持ち込むも、ここは飛び出してきたGKに処理される。44分には左サイドから縦に仕掛けた久保が、ニアサイドを狙って得意の左足を振ったが、ここも仕留めることはできなかった。

 レアル・ソシエダの1点リードで後半へ折り返すと、立ち上がりの49分にレアル・ソシエダがチャンス構築。右サイド深い位置に侵入したホン・アランブルのクロスボールに、サディクが頭で合わせたが、ここは仕留めきれず。直後にはピンチの時間を迎えたものの、GKウナイ・マレロを中心にゴール前の守りを固め、ゴールを許さない。

 苦しい時間帯を乗り切ったレアル・ソシエダは60分、再びコーナーキックからネットを揺らす。今度は左コーナーキックで、B・メンデスがアウトスイングのボールを送ると、ニアサイドに飛び込んだパチェコがうまくフリック。ファーサイドに詰めていたサディクが公式戦初ゴールを奪ったかに思えたが、ここはナイフ・アゲルドのオフサイドが認められ、得点は認められない。

 だが、このゴール取り消しの直後、今度は正真正銘の追加点を奪取。自陣でボールを奪ったところから、久保がボールを持ち出し、ファウルを受けながらも前線へボールを繋ぐ。主審がアドバンテージを宣告し、プレーが続けられると、サディクのポストプレーから、右サイドに開いたシェラルド・ベッカーにボールが渡る。ベッカーは相手に向かって仕掛けつつ、縦に持ち出してグラウンダーのボールを送ると、ニアサイドへ飛び込んだセルヒオ・ゴメスがダイレクトで流し込む。直前の59分にピッチに立ったばかりのベッカー、S・ゴメスが絡み、レアル・ソシエダがリードを広げた。

 勢いに乗ったレアル・ソシエダは70分、敵陣左サイドからカットインした久保が、利き足とは逆の右足からシュートを放つも、ここはわずかにゴール左へ外れる。追加点を奪えずにいると、82分にはドル・トゥルジマンにヘディングシュートを叩き込まれて1点を返されたが、リードを守り切って試合はタイムアップ。この結果、レアル・ソシエダは今季のEL3試合目にして、待望の初白星を掴んだ。久保は74分までプレーした。

 次節は11月7日に行われ、レアル・ソシエダはヴィクトリア・プルゼニ(チェコ)と、マッカビ・テル・アビブはアヤックスと、ともに敵地で対戦する。

【スコア】
マッカビ・テル・アビブ 1−2 レアル・ソシエダ

【得点者】
0−1 19分 ジョン・パチェコ(レアル・ソシエダ)
0−2 64分 セルヒオ・ゴメス(レアル・ソシエダ)
1−2 82分 ドル・トゥルジマン(マッカビ・テル・アビブ)

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