<フィギュアスケート:東日本選手権>◇25日◇青森・テクノルアイスパーク八戸◇男子ショートプログラム(SP)
明治大4年の大島光翔(21)が68・47点で首位発進した。
昨季は大人気ゲームシリーズ「スーパーマリオブラザーズ」のプログラムを使用するなどして話題をさらった、愛称「スタァ」で親しまれるスケーター。今季もトレードマークとなっている「赤色」を配した、情熱的な衣装に身を包んだ。
トリプルアクセル(3回転半)で高いGOE(出来栄え点)を引き出す快調な出だしを見せたものの、続くルッツ−トーループの連続3回転ジャンプで乱れ、最後のステップシークエンスでも転倒。演技後には自らの額をペチッとたたき、「盛大にこけたのが恥ずかしいな」と悔しがった。
昨季の全日本では総合22位に終わり、悔し涙を飲んだ。今季は、年末の全日本主権で12位以内に入り、2年ぶりに強化指定選手に返り咲きをもくろむ。その大目標に向け、26日のフリーでは自信を付ける演技を披露したいところだ。
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プログラムは、父でコーチの淳氏がプロスケーターとして最後に滑った「Desperado」だ。「滑り切るような練習はできていると思う。明日は本当に今まで練習してきたことを信じて、自分の100%を出せたらいい演技につながると思う」と前を向いた。【勝部晃多】
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