新たな挑戦がいよいよ始まる。バレーボールVリーグ女子のブレス浜松が、26日にホーム浜松アリーナでJAぎふとの今季開幕戦を迎える。今シーズンから新トップリーグ「SVリーグ」がスタート。その下部にあたる“新”Vリーグで戦う今季は、2年目のリベロ西行米(さいぎょう・まい、24)が主将に就いた。若き守護神がチームをけん引し、優勝を目指す。
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「今は楽しみとドキドキ。勢いをつけるためにも開幕戦で勝利したい」。西行は、引き締まった表情で意気込みを示した。昨季は大卒ルーキーながら即戦力として活躍。気持ちを前面に出すプレースタイルで、サーブレシーブ賞(成功率71・5%)を獲得した。今シーズンは、2季連続の個人タイトルよりも「何としてもチームを優勝させたい気持ちが強いです」と力を込め、主将としての自覚と責任がにじんだ。
準備は万全だ。昨季リーグ得点王のOP若泉佳穂(25)や最優秀新人のOH早川京美(24)が健在。OHアンドラデ・レイレライニ(24=袋井市出身)はケガから完全復活し、好調を維持する。さらにセッター坂口莉乃(26)や182センチのMB神田さくら(24)ら、新たな戦力7人が加入。攻守で層の厚さが増した。そんなタレント集団をまとめる西行は「今季は個の力だけでなく『粘る力とチーム力』を大切にしたい」と進化に決意を込めた。
「高速バレー」を掲げる浜田義弘監督(52)は「就任6年目で一番の仕上がり」と手応えを口にする。今季、「SVリーグ準加盟クラブ」として戦うチームは、来年3月までの全28試合(うちホーム14試合)を全力で駆け抜け、頂点に立つ。【山口昌久】
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