人生に絶望した主人公の前に現れたのは、未来の自分。動揺する過去の自分の過ちを止めるために、男が口にしたのは予想外の切り札で……。
趣味全開で過去の自分を励ます漫画『人生に絶望していたら未来の僕が助けに来た』が、掲載されたXにて瞬く間に拡散され大きな注目を集めた。
そこで今回は、制作の背景やテーマにゲームを選んだ理由、こだわったポイントについて、作者の遊佐いつか(@itukadayo)さんに話を聞く。
ーー本作を制作した背景を教えてください。
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遊佐いつか:最初は、賞に応募するつもりで描いた作品でした。ただ結局は応募はしなかったんです。でも私としては気に入っている作品ではあったので、その後続きを描いていました。
ーー現代と未来を繋ぐテーマとして、ゲームを選んだ理由は?
遊佐いつか:理由はすごく単純で、私がゲームが好きだったからです。昔ゲームが好きだったけどやらなくなった人に、ゲームの楽しさを思い出してもらえたらと思って選びました。
ーー本作のなかで、遊佐いつかさん自身がこだわったポイントは?
遊佐いつか:作品全体を通して、シリアスな雰囲気になりすぎないよう意識しました。本作は設定が少し重くて。ストーリーの重さを感じてほしい作品ではなく、できれば楽しく読んでほしかったので、全体の空気感には注意していました。
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ーー遊佐いつかさんが漫画を描き始めたきっかけは何ですか?
遊佐いつか:小学生の頃から、絵を描くのが好きでした。なので描き始めた理由はあまり覚えてないのですが、今は楽しいから描いています。
ーーXでも、商業作家を目指しているというプロフィールを拝見しました。
遊佐いつか:今は商業作家を目指して、持ち込みや投稿をしています。ずっと漫画を趣味で描いていて、それだけでも楽しく活動していました。でも今年に入ってから小さいですが賞をいただいたりアシスタントの仕事を始めたりしたので、自信がついて本格的に目指してみようと思ったんです。
ーー最後に、今後はどのような活動をしていきたいですか?
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遊佐いつか:今は少年漫画誌でデビューを目指しているので、バトル漫画かファンタジー漫画を描きたいです。また今回ご紹介いただいたお話は、『時をかけるゲーマー』という作品の第1話で。続きをKindleインディーズにて無料配信しています。前後編で完結している作品です。タイミングが悪かったのかKindleインディーズの新着に掲載されず、それほどダウンロードされていない不遇の作品なので、ぜひ少しでも興味がある方は読んでもらえると嬉しいです!
(青木圭介)
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