ヤンキース、あと一死から逆転サヨナラ負け 優勝決定シリーズMVPのスタントンが4戦連発も、2度の逃げ切り失敗

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2024年10月26日 14:16  ベースボールキング

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ベースボールキング

ワールドシリーズ第1戦に敗れたニューヨーク・ヤンキース
○ ドジャース 6x−3 ヤンキース ●
<現地時間10月25日 ドジャー・スタジアム>

 ニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・ドジャースによるワールドシリーズが開幕。ヤンキースは延長戦の末に敗れ、15年ぶりのワールドシリーズは黒星発進となった。

 最多41度目のワールドシリーズを迎えたヤンキースは5回裏に1点先制を許すも、直後の6回表にすぐさま逆転。先頭のフアン・ソトが安打で出塁し、アーロン・ジャッジは3打席連続三振を喫するも、優勝決定シリーズMVPのジャンカルロ・スタントンが4戦連発の逆転2ラン。カウント1-2から低めボールゾーンのナックルカーブをすくい上げ、左翼ポール際へ今季ポストシーズン第6号アーチを運んだ。

 援護を貰ったエース右腕ゲリット・コールは6回裏に無死二塁とするも1番大谷翔平、2番ベッツ、3番フリーマンを続けて打ち取り、6回まで1失点と好投。続く7回裏には一死二、三塁のピンチを迎えたが、クレイ・ホームズ、トミー・ケンリーの両リリーフ右腕が後続を仕留め、リードを守り抜いた。

 ところが8回裏、回跨ぎのケンリーが一死から大谷に右中間フェンス直撃の二塁打を浴びると、外野からの返球を二塁手グレイバー・トーレスが捕り損ね、大谷が三進。守護神ルーク・ウィーバーを前倒しで投入したが、2番ベッツに中犠飛を浴び、試合を振り出しに戻された。

 直後の9回表には、二死から1番トーレスが左中間へ大飛球を放つと、観客がフェンスから身を乗り出して打球をダイレクトキャッチ。あわや本塁打という打球がビデオ判定の末に二塁打となり、2番ソトが申告敬遠の後、ジャッジが遊飛に倒れて無得点。試合は延長戦に突入した。

 延長10回表、一死から5番ジャズ・チザムJr.が右前安打を放ち、6番アンソニー・リゾの打席で二盗に成功。リゾが申告敬遠で歩かされると、チザムJr.は続く7番アンソニー・ボルペの打席でも盗塁を決めて三進。ボルペの併殺崩れの遊ゴロの間に本塁へ生還し、勝ち越し点を挙げた。

 再び1点リードの10回裏、5番手右腕ジェーク・カズンズが一死一、二塁とピンチを背負い、1番大谷を迎えるところで9月18日から1ヶ月以上の間、戦列を離れていた左腕ネスター・コルテスを起用。左翼手バードゥーゴの好守備により残り一死に迫るも、2番ベッツを申告敬遠の後、3番フリーマンにワールドシリーズ史上初となるサヨナラ満塁本塁打を被弾。終盤2度のリードを守り切れなかず、初戦を落とした。

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  • 両チームとも後一本が出ない展開だったが、8回の大谷の2塁打で同点になって流れが変わった。10回も大谷のファールで走者が進塁出来たから敬遠されフリーマンの満塁本塁打を呼んだ。
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