「でもさ、そんなやりとりがあったなら、事前に言っておいてくれると良かったんだけどね。それにそもそも“これくらいの使用感だけど、いる?”ってひとこと説明してくれたら私も判断できただろうし……」私がそう言うと、オサムは別の視点から話しはじめました。
「向こうとしてはわだかまりを残したくなくてやってくれたことなんだろうし、こういう場合はむしろ“ありがたい”って思った方がいいんじゃないかな?」オサムの言葉に、私は新品が届いたことの戸惑いばかり気になっていた自分に気づきました。
ミハルさんから新品のベビージムが送られてきたときには、正直びっくりしてしまいました。お下がりだと思ったから軽い気持ちで返事をしたのに……。
しかしオサムに相談したことで、ミハルさんやヒロトさんの優しさや気遣いがわかり、なんだかほっこりしました。
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【後編】へ続く。
原案・編集部 脚本・motte 作画・魚師 編集・塚田萌