【フィギュア】中田璃士が優勝 史上初のJGPファイナル連覇へ「一番いい状態で」

0

2024年10月27日 15:04  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

東日本選手権でフリーを演じる中田(撮影・勝部晃多)

<フィギュアスケート:東日本選手権>◇27日◇青森・テクノルアイスパーク八戸◇ジュニア男子フリー



昨季のジュニアグランプリ(GP)ファイナル覇者の中田璃士(りお、16=TOKIOインカラミ)が、フリー150・73点の合計228・97点で優勝した。


冒頭の4回転トーループで「自信があった」と2・28点の加点を引き出すと、その後も迫力満点の演技を披露。7本目のジャンプをダブルアクセル(2回転半)にとどめたことを反省しながらも、「結構緊張したけどよかったんじゃないかな」と一定の手応えを示した。


昨季の同大会は、フリーでトリプルアクセル(3回転半)が2度パンク。ジャンプミスが響き、フリー5位の総合2位にとどまっていた。「去年のことがあったので」と慎重だった舞台で、悪いイメージを払拭(ふっしょく)。12月にフランス・グルノーブルで行われるジュニアGPファイナルで日本男子史上初となる連覇に向け、「165点が目標。フライングキャメルスピンをたくさん練習して、自分の一番いい状態で臨みたい」と力を込めた。


今年の春から高校生になった。自身で大人になったと感じる点は、「スキンケアをするようになったこと」。悩まされていたという肌荒れは、新たな“取り組み”で劇的に改善。スケートだけにとどまらず、世界からの視線を浴びることへの意識は高まった。体力不足も痛感。練習後には2〜3キロ走ることを日課にしており、「もっと距離をのばしていきたい」とスタミナ向上を誓った。


全カテゴリーのトップ選手たちが集う、年末の全日本選手権での活躍も見据える。昨季は17位に終わった舞台。4回転を意欲的に組み込んでいく予定で「ショートプログラム(SP)で90点、フリー175点」と目標値も明確だ。目指すのはトップ6。「上位選手を倒すためにやらないといけない」と意気込んでいた。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定