目覚めた場所は、見知らぬ“隙間”。パリピ用のお酒がコワすぎる…/びっくり体験人気記事BEST

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2024年10月27日 16:00  女子SPA!

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 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2018年10月9日 記事は取材時の状況)

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 数あるお酒の失敗の中で、「気づいたら財布も携帯もなくなっていた」という話をたびたび耳にします。

「本当に酒グセが悪くて、飲むとすぐに記憶をなくしちゃうんです。今は少し落ち着きましたけど、昔は目を覚ましたらホテルで知らない男性と寝ていたり、気付いたら知らない男の車に乗せられそうになっていたこともあります。海外旅行へ行ったときはバーで会った外国人とビリヤード対決をして、有り金を全部使ったこともありますね」

 毎回、泥酔するほど飲んでしまい失敗するというサトミさん(仮名・29歳)。そんなサトミさんが「ここ最近で1番やらかした」というお酒の失敗談を語ってくれました。

◆友人の結婚式で盛り上がり、深夜まで飲み続けた

「去年の12月に大学時代の友人の結婚式があったんです。披露宴の時点でシャンパンを飲んでいた私はベロベロに。そのまま二次会へ参加した後、新婦が帰ると言ったので久しぶりに会った友人や二次会で仲良くなった新郎の友人達と一緒に三次会へ行ったんです。三次会は行きつけのバーだったので、いつものようにテキーラを飲んでいました」

 普段、友人と飲むときはテキーラなどのショットが多いというサトミさん。普段ならそこそこ飲んでお開きとなるのですが、この日は格別に盛り上がったそうです。

「気付けば深夜2時。バーもそろそろ閉店なので『この後どうしようか?』と話していると、男性陣が『クラブに行こ〜!』と言い出したんです。クラブなんて大学の時以来なので、久しぶりに行ってみることに」

 クラブへ着くと男性陣がVIP席を予約してくれたので、そこからまた飲み始めたというサトミさん。男性陣が頼んだのは「コカレロ」というお酒のショット。一昨年くらいからパリピの間で流行り出したお酒だそうです。

「コカレロとはコカの葉など17種類のハーブを原料につくられたハーブ酒なのですが、 麻薬成分は除去しているので合法なのだとか。男性陣からは『本当にやばい酔い方するから気を付けて!』と言われましたが、飲んでみるとテキーラよりも甘めで美味しい♪ いつものようにテキーラを飲むペースで、どんどん空けていきました……」

 コカレロを4、5杯一気した後、サトミさんの記憶はなくなりました。

「寒さで目が覚めると、そこは雑居ビルとビルの間でした。どうやらビルの隙間に立ったまま寝ていたらしいんです。12月なのに服装は結婚式の薄手のワンピースのみ。コートはおろかバッグも携帯もありませんでした。

 腕時計を見ると朝7時。3時間ほど寝ていたらしいんですが、どうやってここまで来たのかまったく覚えていない(笑)。荷物をクラブのロッカーに入れたのを思い出して戻ってみたけれど案の定、営業時間外でしたね……。荷物は夜取りに来るとして、財布も携帯もロッカーの中だしどうやって帰ろうと、しばらくその場に立ち尽くしていたんです」

 そこに救世主が現れました。

「車のクラクションが鳴って、男の人が声を掛けてきたんです。私が『荷物も全部なくしちゃって……家まで送ってください!』と頼むと、『軽く声掛けただけなのに……』とドン引きされました(笑)。

 無事に家まで送ってもらえましたが、問題はその後。友人に昨夜の様子を聞いたところ、酔っ払った私は『外の風を浴びてくる』とそのままクラブを出て行ったそうです。残された友人からは『てっきりお持ち帰りされたのかと思った!』と言われるし、新婦からも『いい加減にして!』と怒られるし散々でしたね(泣)。

 女友達からは『今後、サトミを三次会に呼ぶのはやめよう』とまで言われるし……、もう2度とコカレロは飲みません!」

 筆者の周りでも「コカレロはヤバイ酒」と言われており、あまり飲む人はいないほどです……。何はともあれ、サトミさんが凍死しなくて良かったです。冬の泥酔はくれぐれも気を付けてくださいね!

<文/カワノアユミ イラスト/鈴木詩子>

【カワノアユミ】
東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。ツイッターアカウントは@ayumikawano

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