横浜FC、またしてもJ1昇格決められず…大一番で痛恨の今季初連敗

　2024明治安田J2リーグ第36節が27日に行われ、横浜FCとファジアーノ岡山が対戦した。

　前節での昇格決定を逃した首位の横浜FCは、今節も勝てば2位以上が確定。熾烈な昇格プレーオフ出場権争いの渦中にあるファジアーノ岡山を『ニッパツ三ツ沢球技場』に迎えた。

　試合の均衡が破れたのは18分、岡山が先制に成功する。敵陣中央でボールを奪った田上大地が相手を剥がしてスルーパスを供給。抜け出した岩渕弘人が相手GKをかわしてゴールへ流し込んだ。

　岡山は前半アディショナルタイム3分、コーナーキックの流れから鈴木喜丈が押し込みリードを広げる。2点差で折り返すと、後半開始早々の47分には一美和成がミドルシュートを突き刺し、岡山が横浜FCを突き放す。

　55分、右コーナーキックから田上がヘディング弾を叩き込み、岡山が4点目を獲得する。追い込まれた横浜FCは、61分に山根永遠が1点を返すと、69分にはカプリーニもゴールネットを揺らして2点差に詰め寄る。

　試合はこのまま終了し、岡山は2連勝で5位をキープした。横浜FCは大一番で今シーズン初の連敗を喫し、3位V・ファーレン長崎が今節勝利したため、昇格決定はまたしてもお預けとなった。次節は11月3日に行われ、横浜FCはホームで栃木SCと、ファジアーノ岡山はホームで藤枝MYFCと対戦する。

【スコア】
横浜FC　2−4　ファジアーノ岡山

【得点者】
0−1　18分　岩渕弘人（岡山）
0−2　45＋3分　鈴木喜丈（岡山）
0−3　47分　一美和成（岡山）
0−4　55分　田上大地（岡山）
1−4　61分　山根永遠（横浜FC）
2−4　69分　カプリーニ（横浜FC）