【フィギュア】江川マリア2年ぶり2度目V 笑顔で大会締めくくる「全日本につながる演技に」

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2024年10月27日 19:58  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

東日本選手権のフリーに臨む江川(撮影・勝部晃多)

<フィギュアスケート:東日本選手権>◇27日◇青森・テクノルアイスパーク八戸◇女子フリー



ショートプログラム(SP)首位発進の江川マリア(20=明治大)が、2年ぶり2度目の優勝を飾った。フリーも1位の122・59点をマークし、合計185・77点。笑顔で大会を締めくくった。


序盤から快調にエレメンツを重ねていくと、後半のダブルアクセル(2回転半)−3回転トーループ−2回転トーループの3連続ジャンプも余裕を持って着氷。流れるようなスケーティングで観衆を魅了した。完成度高くまとめきり、「すごく落ち着いて演技ができたので、次の全日本につながる演技になったんじゃないかな」と納得の表情を浮かべた。


今大会には、同門の青木祐奈や渡辺倫果らライバルは不在。上位5人に与えられる年末の全日本選手権(12月19〜22日、大阪)の切符はもちろん、「今回は特に自分との戦い」と結果にこだわって臨んだ大会だった。合計点は準優勝した昨季から約12点向上。成果に喜びつつ、「もっともっと余裕を持ったジャンプを磨いていきたい」と引き締めた。


今季から、キャリアを通して自身初めてとなる強化指定選手になった。選出された当初は「プレッシャーになった時期もあった」と明かす。それでも「もっと上の目標を定めて頑張ろう」と、重圧と向き合うすべを覚えた。


全日本出場がゴールではない。昨季の11位を超え、初めての国際大会派遣の夢を見据えている。「ショートもフリーもそろえて最低限190点は超えられるようにしたい」。全日本開幕直前に21歳の誕生日を迎える大学3年生。昨季の自分を超える戦いに挑む。【勝部晃多】

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