【ジャンプ】今季からルール変更でスーツ登録制&枚数制限 日本にとって有利?不利?影響なし?

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2024年10月27日 22:15  日刊スポーツ

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1回目118メートルを飛ぶ伊藤(撮影・保坂果那)

ノルディックスキー・ジャンプのスーツに関するルールが今季から変更になる。スーツの使用枚数が制限される。1試合につき1着となり、1回目と2回目で別のスーツに着替えることはできなくなる。ピリオド(期間)ごとに登録できる枚数も制限され、登録するスーツの各パーツごとにIDチップを装着。パーツのつけ替えなどの不正を防ぐ狙いで、試合出場の際にチップを読み取り、登録スーツであるかチェックされる。規定違反の取り締まりが強化されることになる。W杯から本格的に適用されるという。


国際スキー・スノーボード連盟(FIS)では、狙いを「これまで理論上ではシーズン中に1人の選手が100着以上のスーツを使用することができたが、予算が限られた小国の選手は少数のスーツしか使用できない。機会の平等とコストの削減、持続可能性につながる」としている。


男子の中村直幹(28=フライングラボラトリー)は「結構影響があると思う」と見る。昨季まで欧州の強豪国は、日本より用意しているスーツの枚数が多かった。スーツは使用すればするほど生地の通気量も変わる。「フェアにするためにやることらしいので、均等化される。有利に働いてくれるとうれしいな」と期待した。


女子の伊藤有希(30=土屋ホーム)は「毎試合スーツを替えるような選手だったらキツイかもしれないけど、(自分は)そういうタイプでもないし、スーツに関しては日本のスタッフに絶対的な信頼がある。ルール変更は私には全く影響はない」と気にしていなかった。【保坂果那】

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