特殊詐欺にも関与の疑い＝連続強盗、２４歳男を再逮捕―埼玉県警

　首都圏を中心に相次ぐ強盗事件を巡り、埼玉県所沢市の強盗事件後、特殊詐欺事件にも関与したとして、埼玉県警は２８日、詐欺容疑で、会社員森田梨公哉容疑者（２４）を再逮捕した。「逃げるために必要な何かが入っていると思ってやった」と容疑を否認している。

　再逮捕容疑は９月３０日〜１０月１日、息子に成り済まし、埼玉県三郷市の７０代女性に「急ぎでお金が必要」などと電話し、現金１５０万円をだまし取るなどした疑い。

　県警によると、森田容疑者は１日午後４時半ごろ、三郷市内の駐車場で息子の関係者を装って女性から現金を受け取ったという。捜査関係者によると、同容疑者は所沢市の事件と同一の指示役から指示を受けていたとみられる。

　森田容疑者は１日未明、所沢市の住宅で、住人の８０代夫婦を切り付けて現金約１６万円を奪ったなどとして強盗傷害容疑で逮捕された。