関東で相次ぐ強盗事件のうち、今月1日に埼玉県所沢市の住宅で起きた強盗傷害事件で公開手配され、逮捕・起訴された男が逃走中、特殊詐欺の「受け子」をした疑いで再逮捕されました。
詐欺の疑いで再逮捕されたのは、住居不定・会社員、森田梨公哉容疑者(24)です。
警察によりますと、森田容疑者は先月30日から今月1日にかけて仲間と共謀し、三郷市の女性(70)に対して、「大事な書類を送る場所を間違えた。取り戻すために金が必要」などと息子を装ってうその電話をかけ、現金150万円とキャッシュカード3枚をだまし取った疑いがもたれています。
森田容疑者は今月1日、所沢市で起きた強盗傷害事件の実行犯として逮捕・起訴されていて、今回の特殊詐欺事件はその逃走中に行われ、森田容疑者は「受け子」役だったということです。
取り調べに対し、森田容疑者は「荷物を受け取ったが中身は知らなかった。逃げるために必要な何かだと思っていた」と容疑を否認しています。
|
|
森田容疑者は秘匿性の高いアプリを通じて、所沢の強盗傷害事件の指示を受けていたことが分かっていて、捜査関係者によりますと、特殊詐欺についても指示を受けていたということです。
警察は、関東で相次ぐ一連の強盗事件と関連があるとみて、指示役の解明を急いでいます。