パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエル軍が北部の住宅を空爆し、これまでに109人が死亡したと中東メディアが報じました。
中東アルジャジーラによりますと、29日、イスラエル軍がガザ北部ベイトラヒヤにある5階建ての住宅を空爆し、少なくとも109人が死亡しました。
この建物には、イスラエル軍が地上作戦を続けるガザ北部ジャバリアから避難してきた人が多く滞在していました。
一方、イスラエル軍と交戦を続けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは29日、新しい最高指導者として、ナンバー2を務めていたナイム・カセム師を選出したと明らかにしました。
イスラエル軍の先月下旬の空爆で死亡したナスララ師の後継となりますが、イスラエルのガラント国防相は「臨時の任命だ。長くは続かない」と警告しています。
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また、ヒズボラが保有するミサイルやロケットは「去年10月のイスラエル軍との交戦開始前に比べて、20%程度になっていると推定している」と述べました。
そのうえで、ガラント国防相は「以前のように大規模な一斉攻撃ができる体制になっていない」とも述べ、ヒズボラの攻撃能力が低下していることを示唆しました。