○ ヤンキース 11−4 ドジャース ●
<現地時間10月29日 ヤンキー・スタジアム>
ニューヨーク・ヤンキースがドジャースとのワールドシリーズ第4戦に逆転勝利。MLB12年ぶりとなるシリーズ4連敗を阻止し、対戦成績を1勝3敗としている。
3連敗で後が無いヤンキースは初回、今季15勝を挙げた右腕ルイス・ギルが2番ベッツに二塁打を浴びていきなりピンチを背負うと、3番フリーマンに先制2ランを被弾。4試合連続でドジャースに先制を許す苦しい立ち上がりとなった。
それでも2回裏に1点を返し、続く3回裏にはブルペンデー2番手の右腕ハドソンから二死満塁の好機を作ると、ボルペが内角低めの初球スライダーをすくい上げ、左越え逆転グランドスラム。ワールドシリーズ初本塁打で試合をひっくり返し、第1戦以来となるリードを奪った。
一時は1点差まで詰め寄られるも、6回裏に8番オースティン・ウェルズが今季ポストシーズン第2号ソロを放ってリード拡大。8回裏には一死から7番ボルペがレフト前への二塁打でチャンスメイク。8番ウェルズの四球の後、ダブルスチールで一死二、三塁とすると、前進守備のドジャース内野陣に対し、9番アレックス・バードゥーゴの二ゴロで三塁走者ボルペが一気に本塁生還。再三の好走塁で貴重な追加点を挙げた
さらに、1番グレイバー・トーレスがダメ押し3ラン、3番アーロン・ジャッジがワールドシリーズ初打点となる左前適時打を放つなど一挙5得点。投げては5回途中から5人のリリーフ投手が無失点リレーで逃げ切り。1963年のワールドシリーズではドジャース相手に被スイープを喫したが、61年ぶりの屈辱は阻止。本拠地ファンの前で意地の1勝をもぎ取った。