東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(いずれも千葉県浦安市)を運営するオリエンタルランドが30日発表した2024年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比4.5%増の2972億円と、中間期として過去最高を更新した。チケットの変動価格制導入などで客単価が上昇。ホテル事業も伸長した。一方、猛暑などで夏場の来園は失速した。
入園者は2.4%減の1219万人。開園40周年で好調だった昨年からの反動も響いた。ディズニーシーに新エリア「ファンタジースプリングス」を開業した効果はあったが、全体の押し上げには至らなかった。テーマパークでの1人当たりの売上高は4.4%増の1万7303円と過去最高。ホテル事業は新エリア開業に伴い、売上高が17.4%の大幅増となった。
本業のもうけを示す営業利益は18%減の631億円、純利益は16.5%減の455億円。人件費や新エリア開業に伴う諸経費が膨らみ、利益を押し下げた。